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VYM配当金の最新推移と2025年予想|月1万円を狙う戦略とは?


目次

VYMとは?特徴と基本情報をわかりやすく解説

VYMの概要とバンガード社の背景

VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)は、アメリカの大手資産運用会社であるバンガード社が提供するETF(上場投資信託)です。

VYMは、安定的に高い配当を支払う企業の株式に分散投資を行うETFであり、個人投資家から高い人気を誇ります。バンガード社は低コストで知られ、長期保有に適した商品を多く取り扱っています。

VYMの主な投資対象と組入銘柄・構成比率

VYMの投資先は米国株式市場に上場する大型・中型の高配当株です。構成銘柄には、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)、JPモルガン・チェース(JPM)、P&G(PG)など、世界的にも有名な企業が多数含まれています。

セクター別には、金融、ヘルスケア、生活必需品、エネルギーなどに広く分散されています。

ETF・投資信託としてのVYMの分類と特徴

VYMはETF(Exchange Traded Fund)であり、証券取引所を通じてリアルタイムで売買が可能です。投資信託との大きな違いは、取引の柔軟性とコストの低さです。VYMの経費率はわずか0.06%と、非常に低コストで運用ができます。


VYMの配当金推移と最新実績データ【直近・過去5年比較】

配当金支払いスケジュール

VYMは四半期に一度、年4回の配当を行います。具体的には、3月・6月・9月・12月に分配金が支払われます。配当金の権利確定日を過ぎてから数営業日後に、実際の支払いが行われます。

直近の分配金実績と配当利回りの推移

2023年および2024年の配当実績では、1株あたりの年間配当は約3.7ドルでした。利回りは市場価格によって変動しますが、2024年時点で約2.8%前後で推移しています。年によって多少の変動はありますが、概ね安定した分配実績があります。

配当+値上がり益を加味したトータルリターン

VYMは配当だけでなく、株価の値上がり益(キャピタルゲイン)も狙えるETFです。

過去5年間で見ると、配当込みのトータルリターンは年率平均で約8〜10%となっており、堅実な成績です。

他高配当ETFとの比較(HDVやSPYDなど)

VYMは、同じく高配当ETFであるHDVやSPYDとよく比較されます。VYMは構成銘柄数が多く、分散性に優れています。

一方で、HDVはより厳選された銘柄に投資しており、利回りはやや高め。SPYDは利回りが高い反面、景気変動の影響を受けやすい傾向があります。


VYM配当金で月1万円・月5万円を得るシミュレーションと戦略

配当目標(月1万円/月5万円)を得るための必要資産

VYMの利回りを2.8%と仮定し、月額の目標金額を得るには次のような計算が可能です:

  • 月1万円(年間12万円)÷ 0.028 = 約428万円
  • 月5万円(年間60万円)÷ 0.028 = 約2,143万円 つまり、月1万円の配当を得るには約428万円の元本が必要ということになります。

シミュレーション事例:VYM配当金生活の実現性

仮に25歳でVYMに月3万円積立し、利回り2.8%・年利回り8%で30年間積み立てた場合、資産は約4,000万円以上に到達。

月5万円の配当も十分に狙える水準です。時間と複利の力を味方にすれば、着実に配当収入を増やすことができます。

実体験:配当金でお小遣いをまかなえた私の話

投資を始めた当初、正直「配当で生活費の足しになるなんて本当かな?」と半信半疑でした。最初に買ったETFがVYM。

数万円分だけの購入でしたが、四半期ごとに数百円でも配当が入り、投資が“現実の収入”に変わる感覚を味わいました。

それからコツコツと買い増し、3年が経った頃、年間の配当が3万円を超えたんです。ちょうどスマホ代やサブスク費用がまかなえるくらいの額で、「あ、これは意外とバカにできないな」と思いました。特に、家計に無理なく“副収入”が加わることの安心感は大きかったです。

また、株価が下がった時期ももちろんありましたが、「どうせ配当は入ってくる」と思えるだけで精神的なゆとりが違います。

現在は月1万円の配当を目指して積立中ですが、気がつけば自分のお小遣いの多くをVYMが支えてくれるようになりました。

投資は魔法ではありませんが、「継続と分散」があれば、誰でも少しずつ成果を感じられると実感しています。

VYM活用のポートフォリオ例と安定収益化のコツ

配当目的のポートフォリオとして、VYMを50%、債券ETF(AGG等)を30%、残りをREITや個別高配当株に分散する方法もあります。また、DRIP(配当再投資)を活用して複利の力を生かすのがポイントです。


VYMはおすすめしない?考えられるリスクとデメリット

VYMの価格変動リスクと配当金安定性の課題

VYMは株式に投資するETFである以上、価格変動リスクがあります。また、景気後退や企業業績の悪化により、配当金が減少する可能性もあります。

信託報酬や経費など運用コスト・費用比較

VYMの信託報酬は0.06%と極めて低いですが、海外ETFのため、為替手数料や売買手数料が別途発生する点は留意が必要です。

VYMが合わない投資家の特徴と他の選択肢

短期売買志向や、ハイリスク・ハイリターンを狙う投資家には不向きです。そうした方には、グロース株ETF(VUGなど)やブル型ETFの方が適している可能性があります。


VYM投資のメリット・デメリットを徹底比較

メリット

  • 安定した配当収入
  • 分散投資によるリスク軽減
  • 経費率の低さ
  • 長期的な資産形成に向いている

デメリット

  • 為替リスクがある(円建てで投資する場合)
  • 景気による株価・配当の変動
  • 即時に大きな利益は出にくい

VYM投資を始める方法と注意点(NISA・証券会社・申込の流れ)

口座開設から購入までの手順

  1. 楽天証券やSBI証券などで口座を開設
  2. 米国株取引の設定を行う
  3. 円からドルに資金を両替(為替手数料あり)
  4. VYMのティッカーを検索し、成行または指値で購入

NISA活用や配当再投資のポイント

NISAを活用すれば、配当金や売却益が非課税になります。また、VYMは配当金を自動で再投資できるDRIP(Dividend Reinvestment Plan)に対応している証券会社もあります。

売却タイミングと注意点

米国ETFの売却は現地の営業日に行われ、T+2の決済ルールが適用されます。配当落ち日の確認や、為替のタイミングに注意が必要です。


VYMの今後と2025年配当金予想・長期保有の展望

市場環境・米国株動向とVYM配当金の今後

米国経済は2024年後半から回復基調にあり、企業の利益も拡大傾向です。これにより、2025年の配当は前年を上回る可能性が高いと予測されています。

専門家・ファンド情報提供から見る2025年の配当予想

アナリスト予想では、VYMの2025年年間配当は約3.80〜4.00ドル前後とされ、現行よりも微増が期待されています。利回りは約2.9%前後で推移する見込みです。

配当金生活に向けたVYMの将来性と運用アドバイス

長期保有を前提とすれば、VYMは安定的な配当収入と資産成長の両立が可能な商品です。インフレ耐性や米ドル資産への分散としても魅力があり、NISAやiDeCoでの活用も視野に入れると良いでしょう。


まとめ:VYMで目指す配当金生活|自分に合った投資判断のポイント

VYMは、「安定した配当」と「長期的な資産形成」を両立したい方にとって非常に有効な選択肢です。配当金で月1万円、5万円を目指すにはまとまった元本と時間が必要ですが、早めに始めれば現実的な目標となります。

リスクと向き合いながら、無理のない範囲での積立と分散投資を心がけ、自分に合ったペースで資産を育てましょう。

参考:VYMの過去5年の基準価額(2020年~2025年)

VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)の直近5年間の年6月時点での基準価額(米ドル)は以下の通りです。

年月基準価額(米ドル)
2020年6月78.78
2021年6月104.77
2022年6月101.70
2023年6月106.07
2024年6月118.60
2025年6月130.46

補足

  • 2020年はコロナショックで大きく下落しましたが、その後は米国株式市場の回復とともに堅調に推移し、2025年6月時点で130ドル台まで上昇しています。
  • この推移は分配金(配当)だけでなく、基準価額自体の値上がり益もVYMの魅力の一つであることを示しています。
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この記事を書いた人

会社員 FP2級取得 共にHAPPY FAMILY目指そう!!

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