結論
Aさん「このパソコン、この性能で売値 5万円だって!?」
=事実 この値段で売っていると証明できる
Bさん「えっ、ウソ!?めちゃくちゃ安いでしょ!!」
=意見 高いか安いかはその人の価値観により違う
①初心者に多いよく聞く悩みのうち、「何をどう決めて、どのように投資したらいい?」
初めて投資しようとしている人は、多少勉強して知識を得たつもりでも、「何を基準にするんだ?」と頭を悩ませる人は多い。すでに学んであとは実践だというのに、この時はこのように投資すると何かで学んでいても、「この時」という状況が「今」とか「今じゃない」とかが認識しにくく、または勘違いして投資したりする。こんな時、初心者が最終的な手段として使いそうなのが「人頼み」である。
つまり、投資家の掲示板などで「今、この銘柄は買いだよね!」という書き込みがあがっていたら、または友人などから、「この企業はこんな事業を始めようとしてるらしい。大きく株価上がるかも。今買いだよ!」とかそんな話を聞いて、それを信じて投資して、大きく損をしてしまう人が多い。
さて、どこがいけなかったのか?
まず、聞いたことそのまま真に受けて、投資したこと。さらに「なぜ、そんな情報知ってるのか?」と確認しなかったこと。そして、これが大事なことだが、「それが本当なのか、確認を自分の目でしなかったこと」だ。どういうことかというと、それは「事実」か「意見」か、ということ。
人から思わぬ投資のヒントを得ることもあるので、なんでも嘘じゃないかと思えというわけではない。ただ、本当の事なのか「根拠のある事実なのかの確認」を自分ですることが重要だということ。相手にその情報の出所を聞いて、確認するのだ。確認する作業を必ずすることだ。
②事実とは?
ゆるぎない証拠を、間違いなく見せることができること。出所もちゃんと示せる。
結論であげた「このパソコン、この性能で売値5万円だって!?」では、パソコンを販売している店舗で、展示され値札もついていて、はっきりと明確にきちんと証拠を見せることができますよね!?
「ここは神奈川県です!」というのは、神奈川県で有名な場所やお店や標識など見ればすぐにわかるし、証明できる。これは事実。
横浜中華街に行ったとき友人が「ここは中国みたいだね!!」と言ったら、これは意見だ。それは人の価値観による感想だから。(人によっては、中国っぽいとは思わないなあという人もいるかもしれない)
③意見とは?
「~だと思う」とか「~した方がいいんじゃない?」という表現が分かりやすいだろう。こういった表現は、人の価値観から出てきたもの、個人的な意見なのだ。つまり意見とはその人自身が考えたこと。
詐欺などは、この意見というものに、信じ込まされて、お金を払ってしまうことが原因だ。何かしましょうと勧められた時に、必ずその情報、またはその人が所属している会社についてなど確認する、その会社に電話してみたりして確認するのもいいでしょう。
結論に示した通り、「えっ、ウソ!?めちゃめちゃ安いでしょ‼」は人の意見、その人の価値観なのだ。逆に人によっては、「いや、高いでしょ!?」という人も存在するでしょう。
仮に、何かのことについて考えたときに、自分の考えと相手の考えが仮に一緒だったとしても、それは、事実ではない。その時たまたま個人的にそういう同じ考えを導きだしただけで、それが事実とは限らない。意見だ。それは間違えないように。
④ある情報が「事実」と「意見」どちらにしても、その情報が出た後が大事!!
それは、「必ず確認作業をすること!!」だ。
相手から何らかの情報を耳にした時、特に自分自身が見聞きしたことのないような事なら「必ずその情報にきちんとした根拠があるのか?」ということと、「それが事実として存在しているのか?」を確認しよう。
投資の情報にしても、ネットやSNSでたとえとても有名でよく情報を発信している人だとしても、そこから出た情報が「事実」なのかどうか自分が納得できるまで確認作業をすべき。
困ったときは人の意見に頼りがちだが、投資はすべて自己責任なので、自分で責任を納得の上で取るように、投資前にきちんと確認すべきだということ。これをすることで無駄な損はしなくてすむだろう。
⑤まとめ
言いたいことは、普段の日常生活から、「このことは、本当の事なんだろうか?」または。、「根拠は何?」「なぜそう言えるのか?」と考える習慣を身に付けてほしい。それが、あなた自身の助けになるはずです。近年、情報はとても膨大なもので、自分の力で見極めることが大事になってきています。ぜひ、役立ててください!!
参考
上場している企業には、決算報告書を出さないといけない決まりになっているし、決算短信、決算説明会資料なども出されていたりするので、きちんと見るようにしよう。決算報告書はうそを書いていると、処分を受けることになり、信ぴょう性はあると思いますよ。