①なぜ、時間の使い方を見直す必要があるのか?
今、ありとあらゆるコト、モノが機械化されたり、電子化されたり、AIに代わられたり、自動化されたりしている。パソコンやスマートフォンの一般家庭への普及により、情報や知識に関しても、ものすごく膨大な量が入ってくるようになっている。
そのため、大きく効率性も上がり、生産性も高くなってきているが、人もこなすスピードを上げ、こなす量も増え、昔と比べすべきことが増えすぎて、1日は24時間しかないが、24時間では足りないくらいに忙しくなってきている。
ある意味「自分のため」というよりも、「何かのため」「他の誰かのため」の行動に時間を取られすぎていて、純粋に「自分のため」に使えている時間が大きく削られてきているのではないかと感じている。
仕事が終わって帰ってきても完全に疲れ切っていてクタクタになっている姿が容易に想像できる。「必要なことしてるんだから仕方ないだろう」といわれるだろうが、本当にそうだろうか?
色々な余計な仕事を回されたり、仕事をしているのに足を引っ張る同僚がいたり、自分が本当にすべきことや任されているやるべき仕事が、そのせいで遅れたりすることも多いはず。1日24時間で仕事できる時間にも限界がある。
そのため、自分で時間を作り出すことが必要で、自分がすべきこと、自分がしたいこと、にもっと時間を当てられるように、1日のうちの仕事での時間の使い方、家にいる時や仕事以外での時間の使い方を見直すべきだと考えられる。
②まず、円グラフで1日24時間とし、平日、土曜日、日曜日ごとの行動を書き出そう
その行動の中で「自由時間」のような枠があれば、その時よくしている行動を書き出してほしい。例えば、読書だとかスマホしたりPCをしたり、いろいろあると思います。それらに使っている時間も書き込みましょう。
今あなたがどういったことをしているか、何に時間をかけているのかを具体的に把握していきましょう。
例えば「読書」なら「なぜこれをしているのか」という理由を書き込んでいきましょう。さらにその答えに対して「なぜ?」と少し深掘りしていきましょう。
そして、各行動が実際にどのようなプラス効果、マイナス効果をもたらしているのか、何か自分の生活の上での生きがいや仕事でのいきがい、やる気、能力向上、収入アップなどにつながっている行動なのか考えてみましょう。
③だらだらとネットサーフィン、ユーチューブ動画など目的なく見てない?
自分も一時期ありましたが、ちょっとだけ「あれはどうなんだろう?」と思って検索し始めて、例えば、ネットショップなどでずっとほしかったものを探すわけでもなく、以前から気になっていたものについて「どういった性能があるんだろう?いくらくらいするんだろう?」とか。
今すぐ必要なわけでもなく、「ずっと先の将来に買うのかなあ」と思っている程度のものをずっとだらだら何時間も見たり、ユーチューブ動画なども自分が気に入っている人の動画をずっと見たり、わからなくて調べたいがために次々と違う動画を何種類も見たりしている。そうすると、2・3時間くらいあっという間に過ぎてしまいます。
でもこういった方、結構多いそうです。もちろん、好奇心を持って調べることは悪いことではありません。
しかし、先ほどのように何時間も見るというのは、おそらく「何か面白いものはないかのかなあ?」とか「何か役立ちそうなことは言っていないかなあ」といったかなり目的のないぼんやりとした感じで、少し思いついたことを検索したりして、出てきたものを片っ端から見ていっているということなのだろう。
PCやスマホでは、上手に具体的に調べたいものに関わるキーワードを入力すると、絞り込んで表示してくれる。
しかし、その検索がかなりあいまいな広範すぎるキーワードだととてつもない膨大な量を表示してしまいます。絞り込んだとしても何百件と出てきます。
そして、出てきたものをはじめからだらだらと時間を使ってみてしまい、無駄遣いしてしまうのです。検索機能もあなたが興味がありそうなことを表示してくれる機能もあり、それにかかわる動画を延々と見てしまうのです。
ただし、誤解のないように言っておきますが、PCの検索エンジンやユーチューブ動画の存在自体を否定するつもりはありません。こういった検索エンジンやユーチューブ動画はかなり役に立ち、自分たちの困ったことを補ってくれる、助けてくれる素晴らしいものですよ。
私自身も調べたいものがあるとき、手元にその関係の資料がない時にはワードを入れて、何度も検索したり、その関係のユーチューブ動画を活用しながら知識を得ることに使っていますよ。あなたもそうでしょう。
では、なぜ上記のようなもったいない時間の使い方、だらだらとPCやスマホを見てしまうのか?使いたくなる理由は何なのか?
(1)待ち時間が結構あって、出先では場所によっては近くに何もない、何もできない、または、わざわざどこかの店に入って行くの面倒臭くていやだ、というようなところもあるでしょう?例えば待ち合わせが駅前の広場とか、周りに人はいるけれど、特に何もすることがないようなところとか。
そんな時、人はただ待っているのは嫌な生き物のようで、五感のうち、何かを使ってなにかをして待ち時間を過ごそうとします。そこで、スマートフォン、タブレット、ノートPCなどが出てくるわけです。それを使えば、しらべてみたり、自分が好きな芸能人のSNSをチェックしたり、ユーチューブ動画を見たり、音楽を聴いたり、ゲームをしたり、ネットサーフィンをしたりするわけです。
(2)本当に調べたいと思ったこと、確認したいことなどがあって、利用する。
これは、手元になくて、今知りたいときに使います。本当に助かります。
(3)仕事の関係などで、必要な資料の見直しや仕上げ、メールなどのやり取りなどで使う。
この中でわかりやすく言うとよくない使い方は(1)、問題ないと思われるのは(2)(3)でしょう。その理由は何だと思いますか?それは次の④へ
④時間をつぶすために何かをするというのは、時間の無駄遣いです!!
上記③の中の最後の問題、答えは分かりましたか?答えは・・「しっかりとした目的とゴールの設定ができているかどうかです!!」
(2)(3)は「自分がしておくべきだと思うこと」をしており、「ゴールもはっきりしているから」です。
(1)は「目的やゴールが何もないようにしか見えない」のだ。
私自身の事ですが、なるべく(1)のような使い方をしないよう、待ち合わせの時、自分が待っている立場の場合は、小さめの本を持っていきます。そんなにかさばらないし、目立たない。それに、おそらく興味のある本しか手元にないはずで、きちんと読むようになります。
そうすると、時間は結構経つのが早く、苦になりません。あと、夜のように暗い時間帯の時はなるべく無駄に待たないようにいい時間頃につくように心がけます。少し散歩して、自分の中で考えたいことなど考えたりしながら行くのもいいかもしれませんね!!
少しの間だからといって、時間つぶしのために、何の生産性もない、何も生み出さないようなことをするのは、ちょっともったいない感じがします。それが毎日、少しの時間でも積み重なっていくと、トータルで結構な時間になります。スマホやPCの使い方については、よく考えてから、使いましょう。
いろいろな誘惑があり、時間の無駄遣いの原因の上位に入ってくるものです。人がどう使うかで、大きく価値が変わるのです。
使う前にどう考えておくべきか?
1⃣何について調べたいのか?
2⃣なぜ調べるのか?
3⃣どの程度まで調べればよいのか?
4⃣関連で調べておきたいことはないか?
5⃣役立ったサイトは今後も使うのか?(使えそうなら登録しておこう)
6⃣ある程度の時間を設定する(時間制限があることで集中力が上がる)
こういった一連の作業をしたうえで、調べ方について、気づいた点はメモにしておこう。
⑤時間の使い方と人間関係 断捨離(プライベート)
今、ネット社会といわれており、人とのつながりがこれまでほど深くなく、浅く広くといった付き合い方に変わってきている。それだけに、現実世界のつながりはとても重要なものになっています。
生活するうえで、何らかの形で人とつながっています。誰かに関わってもらいながら、生きています。確かに人とつながることは大事です。が、ただし・・・自分にとって何のメリットもない、害にしかならないような人とのつながりは必要ないのではないかと感じています。
また、あなたの周りで「人間関係は大事だ」といって、誰とでも仲良くなろうと、人付き合いばかりに一生懸命になっている人いませんか?そのために、平日仕事終わりとか、休日も無理に連絡取り合って、集まったりしていませんか?
「そのことが今の自分に本当に大きなプラスになり、生きる糧となり、仕事でもキャリアアップ、収入アップにつながているか?」「そのことが相手にとってもプラスなのか、相手は嫌々集まっていたりしないか?」
よく考える必要がある。
なかには、「人付き合いが大事だから」といって、家庭のことをなおざりにする人がいます。子供がいるなら「一緒に遊んでほしい」と思う子供さんもいるはずです。
これでは、本末転倒ですよね!!
そこまで何十人何百人もの数の人が大事な人ということはほぼないでしょう。本当に大事な人というのは、数えるほどしかいないものだと思います。
もっと言うなら、相手が自分も成長させてくれて、かつ、相手の成長にも、自分の存在が役立っているというものだったり、いいところも悪いところも知り、受け入れたうえで付き合っていけるような、お互いが相手が困っていたらいつでも手助けしたいと思えるような人たちのことだ。
一度、自分の人間関係を振り返ってみて、「自分を成長させてくれる人」「自分にとってマイナスにしかならない人」を良く考えてみましょう。
そのうえで「自分にとってマイナスにしかならない人」に対して、付き合い方をどうするか、今度会ったりしたときに、仕事で関わらないといけないとなった時に、どうするか考えてみましょう。
その人にとって、もっとふさわしい、相性のいい人が別のところにいるかもしれません。それを、自分が引き留めてしまっているとしたら、相手の邪魔をしていることになりますよね?
相手を自由にしてあげましょうよ!!
人付き合いでもう少し考えた方がいいのは、「お中元・お歳暮・年賀状」です。
やめる人もそれなりに増えています。住んでる場所が、近かろうと遠かろうと、親しいと判断できるなら、お互いが、納得いくまで続けるか、親しいなら、もうそろそろ「お歳暮まではしなくていいんじゃないか、普段からお互い贈り物(またはおすそ分け)をしたりしてるわけだし」とか話をして、相手の負担を減らしてあげるのもいいでしょう。
ですが、ただ、「以前から送っていたので、今まで何も考えずにそれを続けていた。」というのなら送るのはやめましょう。相手に「心のこもっていない贈り物は、無駄ではないでしょうか? それに今は、何かしら連絡を取る手段もあるので、贈り物で、確認しなくても良い時代になったのも、「お中元・お歳暮・年賀状」を辞める理由の1つかもしれません。
何を送ろうか毎年悩む時間が減るし、お金も無駄を無くなります。
⑥時間の使い方と人間関係 断捨離(仕事編)
仕事上の人間関係もプライベートと同様、必ずしも全員と仲良くなろうとしなくていい。仕事に何をしに行くかというと、基本的に生活していくためのお金を稼ぐために、働きに来ています。仕事をしていく中で、さらに給料を上げようと日々あれやこれやと取り組むのです。
仕事において「時間が足りない」ということがありませんか?その原因、もしかしたらあなた自身のせいではなく、周りの一部の人によって自分の時間を奪われているのかもしれませんよ!!
たとえば・・・
・明らかに用事がないのに、ただ話をしに来るとか、同僚の悪口を言いに来るとか、わざと邪魔をしに来る。
・この前、教えたことについて、全く同じ内容の説明を求めてくる
・メールでも「答える必要があるの?」と思うような内容のものをわざわざ送って、回答を求めてくる
・中身を読むのに時間のかかるメールを送ってくる、あげくの果てにただのお知らせだった
・高い頻度でやたらにランチに誘ってくる同僚や上司
・仕事が終わったら、やたらに飲みに誘う上司、同僚
これらはまさに「人の時間を奪いに来る人」の典型だ。
自分が必要と思っているのならともかく、その必要があると思えない状況の中で、相手の都合も考えず、絡んできて、相手をさせられるのは、最悪の時間の使い方だ。
上記のように絡んでくる人たちは、相手の立場になって考えていない。自分の主観でしか考えていないのだ。だから、そこで「今、大事な仕事を抱えているんで」などというと、憤慨したり、嫌がらせし始めたり、くだらないことをしてくるのだ。
このような人たちと人間関係を続けたり、改善させようとしたりすることに時間を使うのは時間の無駄、もったいない使い方ではないか。うまくかわすような話法や手法を見につけてしまおう。
仕事上の話だけで終わらせるように、相手の話に合わせないようにした方がいいでしょう。
あとは、電話も時によっては邪魔に感じることがありますよね?本当に集中したい仕事のときは特に内線だけしかかかってこないなら、受話器を上げておきましょう。周りにそのことを伝えておくといいでしょう。本当に用事があれば、同じ建物にいれば、言ってくるでしょうから。
ランチを誘ってくる人には、「今、お金がなくて弁当にしてるんだ。しばらく続けるつもり。また余裕ができた時にでも」と伝えておこう。「しょうがないなあ」と分かってくれます。
仕事を教えても、そのすぐ後に同じことを何回も聞きに来る人がたまにいます。そんな人には、メモを取ることの重要性を「自分の経験・失敗談から」伝えよう。少々ウソでも相手にはわかりません。直接的に「メモを取ったら」というと、相手の機嫌を損ねる可能性が。
多少工夫を凝らしながら、うまくかわしましょう。
もちろん、職場でもとても信頼できて大切にしたい人も中にはおられるでしょう。
そういった方は、これまで通り、普通に付き合えばいいのです。もしその人からの誘いでも、予定があって、断らないといけない時でも、誠意をもって説明すれば、わかってもらえるでしょう。
最後に、結構面倒くさいのが「意味のない飲み会、食事会、忘年会、新年会」などへの参加だ。会を企画した人にとれば、ねぎらったり、モチベーションアップ、普段話さない人との交流なども狙って、開催するんだろうが、ストレスでしかないことが結構あるものだ。みんなが、全員が話をする機会を作ってほしいということなら、まだ分かるが、それに2時間3時間使ってしまうと、年に1回とはいえ、お金まで払って参加するのはしんどいものだ。
断捨離の対象としては
・相手のエネルギー、気力、活力を奪う人
・不適切な発言ばかりして、相手を不快にさせる人
・どうでもいい自分の意見をいちいち人に話に行って邪魔をする人
・言うことがコロコロ変わり、人を振り回す人
これらの人とは極力付き合いを減らすべきでしょう。
⑦時間の使い方 仕事と通勤
仕事をするうえで企業に属している人は、「会社に貢献して、会社から評価され、収入アップにつなげたい」と思っている人も多いでしょう。
「会社に貢献する」とは・・・
営業のある部署では商品やサービスを顧客に利用・購入してもらい、実績をあげて、会社に貢献する。
営業以外の部署では日常的に行われている業務について処理する量を減らしたり、かかる時間を削減したり、業務に関して質を高めたり、コスト削減・時間短縮・従業員の負担の軽減などにつながることで会社に貢献する。
こういった取り組みになるのだが、日ごろから1つ1つの仕事に関して、
「なぜ、この仕事をするのか?」という本来の目的は何かを突き詰める、
「なぜ、この仕事を今しないといけないのか?」など「なぜ?」を繰り返して深掘りしていく。
そして、「これはこうすればいいんじゃないか」とかアイデアが出てくる。それを試しながら工夫をしていく。
歴史の長い会社だと、今、ある仕事をしている担当者でさえ「なぜ、この仕事をしているのか」が分かっていない状態で仕事しているところも結構ある。
せめて、普段自分のしている仕事については「なぜ、この仕事が必要か?」を考えてみよう。すると、本質が見えてくるはずだ。「これは実はいらない仕事なのではないか?」「減らしても大丈夫じゃないのか?」など分かってくるはずだ。
自分の実績を会社側にアピールするなら、はっきりと数字でわかるように、「この仕事をこのように変えて、時間を30分短縮させました。」など分かりやすく伝えましょう。
日頃の気づき・アイデアはその都度メモをとって記録に残しておきましょう。後々生きてくるはずです。
ただ、なかには古臭い考えをした上司や同僚がいたりします。「そんなことしたら残業代が減るじゃないか‼」といってつぶそうとする人もいます。こういった会社はさっさと辞めて、きちんとした評価がされる会社に移った方がいいかもしれません。
次は、通勤時間について考えてみよう。日本では、どうなのか見てみると、総務省の社会生活基本調査からわかる47都道府県ランキング(H28)で全国平均は1時間19分(往復)。片道40分ほど。この通勤を1年間でみてみると、
(80分X週5日X4週X12か月)÷60分=約14日
つまり、
1年間のうち、約2週間も通勤時間だけに使っているということ。
通勤は時間が長いほど、疲れが出るし、場合によっては眠たくなり、遅れそうになるとストレスになったり、慌てたり、さらに遅い車がいたりすると、イライラしたりします。
そして、会社に着いたら着いたで、もうすでに疲れ切っている状態だ。これが毎日のように続くのだから、たまったものではない。仕事でもパフォーマンスもなかなか上がりにくい。スタートの時点で、不利なのだ。
もちろん、1時間の通勤でも、気にならない人なら、それはそれで構わない。ポジティブになるなら問題ないだろう。会社がそこにしかなくて、自分がそこで働きたい気持ちが変わらないなら、そのまま通勤するか、近くに引っ越しするか、になるだろう。
では、平均が約往復で80分だということだが、通勤の時、何をしているのだろうか?
マイナビ転職の来訪者を対象にしたインターネット調査(2021、10/22~10/25)のアンケートによれば、通勤の過ごし方は
「音楽やラジオを聴く」40%
「SNSチェック」15%
寝る、
読書の順
通勤手段によっては無理なものもあるだろう。
その通勤時間はあなたにとってどんな時間ですか?の問いには・・・
20~40代は1位が無駄な時間 2位が切り替える時間
50代は1位は切り替える時間 2位が無駄な時間
通勤時間は無駄だと感じている人は結構いるようだ。
今まで、通勤時間について気にしたことがない人は、一度、自分の通勤時間を1年間でどのくらいになるか考えてみよう。その通勤時間を何に使えただろうか?考えてみてほしい。
長時間の通勤がつらくてたまらない時に、考えることは、「異動」だと思うが、実のところ、会社はすぐに対応はしてくれない。定期の異動のタイミングで空きがあれば、異動できるだろうが枠が開いていなければ、お流れになる。無理してまで通勤するのは嫌だとなれば、近くに引っ越しするか、転職するか、自分で会社を興すか、などになるだろう。
最後に、最近よく取り上げられているのが、会議の時間だ。無駄な会議はやめようという動きが言われ始めている。無駄だと言われるのが、ゴール(議題に対して何をどこまで決めるのか)が不明確、その話し合いをするまでに、長い説明(根拠や理由)があり、かなり時間を使う。
生産性の高い企業では前回の振り返り、今回の議題のための必要データや情報を先に配布してあらかじめ読んでもらい、不明な点を会議のはじめの方に解消してから、すぐに本格的な話し合いに入る企業もある。(アマゾン)
⑧時間の無駄 給与アップを狙った資格取得
少し前から、会社が「こういった資格を取ったら、昇給させますよ」という施策を取っているところがあるが、傾向としてはTOEICやその職種に関係するようなFPとか、宅建とか人事なら社会保険労務士などだろう。
電気系の職種、ガスなどの危険物取り扱う関係の職種などなら、電気工事系や危険物取扱などの資格だろう。しかし、こういった資格を取っても昇給額などを見ると、「雀の涙」ほどだ。数千円くらいとか。
なかには、推奨する資格も例えば、英語をたまに使うことがあるかどうか程度の職種なのに「国際化だから」という理由でTOEIC○○○点以上とることを勧めるのだ。そのために、毎日数時間使いながら頑張ってもわずかしか昇給しない上に、仕事でもその資格をほとんど使うことがないのだから、時間の無駄だと言える。
その時間をもっと効果的なもの、例えば別の本当に仕事に使う資格や自分の趣味に関わって将来使えそうな資格を取るのに、注力した方がとてもいい時間の使い方だと思う。
これから資格を取ろうと思っている人に気を付けてもらいたいことがある。「資格コレクター」や「資格マニア」のように資格を取ることだけに時間を使いすぎないように。彼らは自らが資格をいろいろ取って、その資格試験などがどんな感じかを私たちに情報提供してれたりしているので、ありがたい存在ではある。
つまり「資格を取ること」を仕事にしているのだ。会社員の人は基本的に仕事か趣味で生かすことができそうな資格を取ることに集中した方がよいだろう。「選択」と「集中」が大事だ。
⑨自分がこうなりたいと思う理想があるなら、そのために時間を使おう
今の世の中は何もかもがものすごいスピードで移り変わっており、時間の使い方をしっかり考えて行動しないとあっという間に事案が経ってしまう。
「きちんと計画を立てて」などいろいろなところで聞かれるが、注目が「何をするか」ということに置かれがちだが、時間が足りないということが起きている今、考えるべきは、1日24時間の中で自分がしていることのうち、「何をするか」に加えて「何をやめるか」を決める事が大事になってくる。
24時間という枠がある以上、何か新しいことを足そうとするなら、何かをやめないといけない。もしやめないなら、何かの時間を削っていかないと組み込むことができない。
例えば、ありがちな睡眠時間を削って短くしたり、他のことを計画上では短くしても、実際はなかなかその通りにできなかったりする。目を覚ましているとき、つまり起きているときの行動の中で、無駄に使っていると思うことはやめる。できれば、睡眠時間はしっかり取ろう。
そのうえで必要なことは残したうえで時短して新しいことを組み込む。または効率化を図るなどの工夫をする。
決めたら、その通りに行動しよう。そして、修正が必要なら手直しをしよう。
⑩まとめ
日常生活の時間の使い方を見てみると、無駄だと思う時間が案外あるもので、それはきっぱりとやめよう。
これだけの時間があったら、一体何がどれだけできていたんだろう?と考える習慣を持つようにしよう。少しでも、無駄をなくす方向に気持ちが動きやすくなります。
時間をつぶしたり、自分自身に何もプラスにならないような、生産性の低い行動もやめた方がよい。
世間では当たり前だと思われているような行動も「本当に必要か?しなくてもいいんじゃないか?」と疑ってみよう。あとは自分の理想に向かって地道に突き進むだけだ。