[結論]
節約に取り組んでいる人は多いでしょう。ブログにはかなりの数の節約に関するものがありますが、なかなかうまくいかないということも聞きます。
それは、節約しているつもりでも、「実は失敗することをしていた」なんてことも多いようです。
失敗するパターンを押さえて、「それをしないためにあらかじめ手を打つようにするにはどうすればいいか」を考えることがシンプルでわかりやすいと思います。
(1)買い物編
①食料品
○「いずれ食べるから」と家族で食べる量と釣り合わない量の買い物をする(いつも予算オーバー)
○その都度、本当に必要なものだけ、買い出しするため、毎日のように買い物の内容を考えてから、店に行く
○おいしいからとか面倒くさいからという理由で、完成品ばかり買う(高くつくこと多い)
○「半額シール」のついたものばかりを安いからと、まとめて買ってしまう
○特売日などがあっても別の日にわざわざ買ってしまう
○おなかのすいたときに買い物に行く(食欲がそそられてしまい、いらなものを買いやすい)
○買い物リストを作らずに買い物に行く
○子供を連れて買い物に行ってしまう
○冷蔵庫に何があるか確認せずに買い物に行く
○質ももちろんだが、グラム当たりの値段を気にかけない
○店に行ったら、とにかく一通り食材を見て、買うものを決めていく
○とにかく安いものを大量買い
○迷ったら、とりあえず買っておく
○思いつきで買い物をする
○間食用のお菓子などを大量に買う
○POPなどのアピールにつられて買ってしまう
○買ったものを完全に使い切ることを考えていない
○工夫するよりも、食材の良さに頼る
○忙しい時に、買いものまで、無理にしてしまう
○時には、別のお店で買う方が、大幅に安く済むことがあることを知らない
○冷蔵庫にあるもので、いつも無駄にして、捨ててしまっているものがないか、チェックしていない
○ついつい立ち寄ってしまう店がある
○「安くて健康的かどうか」よりも「おいしいかどうか」を重視してしまう
○「これがなかったら、どうなるか」を考えない(なくても済むこともある)
②お菓子・おやつ
○ついつい「おやつは用意しておかないといけないもの」と思い、買ってしまう
○「おやつはお菓子だ」などという固定観念があり、それにお金をかけてしまう
○家で手軽作れるものがないか、考えない
○わざわざ、お金のかかるところで買う
○子供を連れていき、好きなものを買わせる
○コーヒーなどの飲み物も缶コーヒーなどをお店で買ってしまう
○3度の食事重視よりも、お菓子の頻度を増やしてしまう
○お菓子だけで月にどれだけお金をかけているか確認しない
○予算を決めていない
○食べる時間と量をきちんと決めていない
③衣類
○流行の服をすぐに買いに行く
○自分が持っている服と同類のものを、まだ使えるのに買いに行く
○買ってもすぐに気なくなるものが多い
○「その服を買う理由がない」のに衝動買いをしてしまう
○自分が普段どういった着こなしをしているか、どのような考えで服を買っているか、理解していない(買う基準、予算を決めていない、ルールがない)
○家にあるもので、着られるもの、着られないものも整理ができていなのに、買いに行く
○買う目的、どういった服などが欲しいのか不明確なまま、お店の店員さんに言われるがままに、買ってしまう。
○下着など毎日使うようなものにまで、高いものにこだわる(安めのものでも質のいいものはあるのでは?そもそもそこまでいいものが必要なのか)
○必要以上にストックとして買う
○服を体系に合わせにいき、体を服に合わせることを考えない
○子供服のように、すぐにボロボロになるようなケースでも、いいものを買おうとする
④家電
○最新の家電が発売されるたびに、買い替える
○予算を決めずに買う
○どういった性能のものを必要として、買おうとしているのか、決めていない
○店員の言われるがままに買う
○「みんなが持っているから」という理由で買う
○実店舗でも、通販でも事前に同じ性能の家電の価格調査をせずに買いに行く(最安値の価格など)
○「その家電がそもそも必要なのか」と考えない
○時間つぶしのために使うためのスマホ、タブレット、PCなどをわざわざ買う
○家電を買う時に、夫婦どちらか一人きりで買いに行く
○古い型のものでも最新型とそんなに変わらない性能のものがあるのに、最新型にこだわる
⑤本
○本屋さんに行って、新品の買いたい本を探してから、買う(時間もかかるし、新品である必要があるのか)
○資格関係の参考書を、何冊も買いに行っても使い切れない(新品だとかなりのお金の無駄に)
○どういう目的で、その本を買う必要があるのか、はっきりしていない
○親が子供に勝手に本を買ってきたが、子供が全く読まない
○自己啓発を理由に、片っ端から読み切れない本を買う
○節約に対して取り組んでいないのに、節約本ばかり買って節約したつもりになる
○買った本を、読み切った後、その本をどうするのか考えていない(保有するのか、売るつもりか、人にあげるつもりかなど)
○その本を売るつもりなのに、読むときに価値を落とす扱いをする(落書き、線を引く、傷がつく、破れるなど)
○なぜ、中古本や電子書籍などではどうしてダメなのか?
○本を置くスペースがないのに、買い続ける
⑥コンビニ
○仕事帰りや外出してからの帰りなどに、ふらっと立ち寄る
○買うつもりもないのに、ついで買い
○コンビニならではのコーヒーや肉まん、唐揚げ、おでんなどを買って帰る
○ポイントを貯めたいがために、わざわざ立ち寄って、習慣的に買って帰る
○クーポンを使うために、無理にお金を使ったりする
⑦外食
○休日のたびに、外食する
○面倒くさがって外食で済まそうとする
○外食に行く、頻度や金額に上限を決めなていない
○仕事帰りに遅くなったから外で食べて帰る
○イベントのたびに外食をする
⑧お店のはしご
○買う商品に応じて、安い店に何十分もかけて、買い物に行く
○自分の時間をそのためにどれくらい使っているか、考えない
○気持ち的にも、疲れが出やすくなる
○その金額差と比べて味など質はどうなのか、考えたことがない
○それをしなかったら、どうなるのか、見直さない
⑨スマホの使用、契約プラン
○最新の機種にこだわり、発売のたびに買い替える
○何のためにスマホが必要なのか考えない
○3大キャリアにこだわる(なぜ、そのキャリアでないといけないのか、理由ははっきりしない)
○自分がスマホで何をしたいのか、見つめ直さない
○格安プランは、すぐに容量がいっぱいになり、使いづらいという思い込みがある
○暇つぶしで、ゲームなどで課金をするほどハマっている
○ネット通販などを目的もなく、毎日眺めたり、買ったりして時間とお金を無駄遣いする
⑩サブスク
○利用頻度の低い、使い切れないサブスクを契約し続ける
○同じようなサブスクを2つ3つと契約する
○把握できないほどのサブスクを契約している
○そもそもそのサブスクが、なぜ必要なのか理由が明確でない
○引き落とし額などの確認で明細や通帳などをみない
○定期的な見直しをしない
⑪コンタクトレンズ
○流行りだというだけで1dayなどの使い捨てのコンタクトレンズを契約する(サブスク的なものだが、これが結構高い)
○「なぜ、使い捨てじゃないといけないのか?毎日洗浄して、消毒するタイプのコンタクトではいけないのか?」を考えない(比べると金額が、年間で結構違う)
○年間どのくらいかかっているのか、把握していない
○メガネの利用ではだめなのか、考えない(近年、丈夫で軽いものも出てきている)
⑫保険契約(生命保険、学資保険)
○保険会社の営業マンの言われるがままに契約する
○過度な保険金額の保障をつける
○「万が一のための保険」だが、特約を何でもかんでもつけて契約する
○家計に占める保険料の割合をどのくらい占めているか、決めていないし、確認もしない
○実際に自分にどのくらい必要なのか、自分で調べてもみない(PCやスマホで気になることをそのまま検索すればよいのだが)
○保険が自分に必要な理由が、明確でないのに、保険会社に行く
○保険以外の手段では、準備できないのか、考えたりもしていない
⑬通販サイト
○目的なくサイトに入って、眺める
○「必ず買わないと困るもの」ではないのに、ついで買いをする
○配達手数料がかかるところで、わざわざ買う
○通販で買う金額の上限なども決めていない
⑭車、自動車保険
○とにかく新車を買う(車に乗る目的が何なのか?)
○比較的短い期間で悪いところもあるわけではないのに、買い替えようとする
○車は自分の家で2台も必要かどうか検討しない
○車を1台にしたら、どうなるか考えたりもしない
○時々故障の出る車に乗り続ける(修理費用で結構お金かかっていることもある)
○燃費の悪い走り方をする
○保険に過度な保障をつけたがる
○過度に必要のない特約をつけたがる
(いわれるがままにつける)
⑮習い事
○子供が親から言われて無理やり通わされて、嫌々行くために成果が上がっていない
○何でもかんでも、親が毎日のように習いものに通わせる
○家計の中でどのくらいの割合を占めているのか、確認していないし、上限を決めてもいない
○通わせる目的が、妥当なものでない(不明確だったりただの見栄だったりすることも)
○周りのみんながしているからと、通わせる
⑯福袋
○自分がどういったものが欲しいのか、明確でないのに買ってしまう
○その金額が、どのくらいお得かというだけで判断する(自分にとっての価値がどうかで決めていない)
○福袋を買うことが必ずしも資金効率が良いとは限らない
(2)支払い方法、決済、金券、ポイントカード等編
①よく行く店
○その店独自のポイントカードや電子マネーなどあるにもかかわらず、それを利用しない(めったに使わないようなクレジットカードで決済する)
○とてもお得なポイントをもらえる日に利用しないことが多い
○お得なポイントをもらいたいがために、必要のないものまで買ってしまう
○現金払いのみで支払う
②コンビニ
○ポイントを稼ぐことを目的にしているため、割高なコンビニで買い物をして、決済する
○あまりポイントのたまらない決済方法を使う
(買わざるを得ないのなら、よく使う決済方法で)
○2重取り3重取りでポイントアップできたはずなのに、逃してしまう
○クーポンの使い忘れ(買いたいものだったなら、使わないと)
③公共料金等
○水道光熱費、NHK、通信費などどのくらいかかっているか、支払額に毎月の変動幅はどのくらいか、無駄なオプションをつけていないかを確認しない(支払い方法も含めて)
○税金なども「この金額なのか?」とか「税金の金額を引き下げることはできないのか?」を考えたり、「決済方法でいい方法はないか?」を見直さない(クレジットカードで決済できるものもあったりする)
④ギフトカード
○百貨店などでだけしか使えないと思っている人が案外多い(使用可能店舗を確認してみよう、身近な店でも使えたりするかも)
○使い道がないと思って、金券ショップなどに売りに行く人がいる(もったいない)
○自分の良く行くお店でギフトカードが使えないか、確認していない
⑤クオカード
○どこで使えるのか分かっていない人が多い
○使い道を調べたりしない
○使い道がないと思い込み、金券ショップに売りに行ってしまう
⑥保険料
○毎月、払っていく方が管理しやすいと思っている(長期間の前払いなら、割引も大きくなる)
○貸し付けを受けて、保険料の支払いに充てる
(貸付利息も付いて、お得とは言えない。考えるべきは、その保険がそこまでしてかけないといけないものなのかどうかだ)
○保険金額減額や保険料払い済み契約などにする(ほとんど保険としての役目をはたしていないかも)
⑦たまにしかいかない店
○ポイントカードや会員券を作ってしまう(年会費がかかるなら、払い損だ)
○そもそもそのお店で買う必要があるのかを考えない
⑧ポイントカード
○むやみやたらにポイントカードを作りすぎて、整理や管理ができない
○ポイントがたまっていても、使うタイミングを逃したりする
○良く行く店の決済方法を全体で見比べ、決済方法のスリム化を図っていない(ポイントなどがたまる効率も考慮する)
⑨クレカ
○次から次へ、クレジットカードを申し込み大量に持ちすぎて、管理できない(ローンを組むときに不利かも)
○せっかく作ったカードを解約することに抵抗がある(そのクレジットカードを持っている目的を聞こう。なければ解約すべきでは? 支払う余裕があれば、クレジットカードは不要)
○使える店と自分が良く行く店のすり合わせをしていない(ポイント還元率等も考慮)
⑩アプリ
○決済アプリを片っ端からダウンロードし使える状態にする(容量を圧迫するのでスマホ自体の動作が悪くなることも)
○アプリとクレカの組み合わせの最適化を図っていない
○定期的な見直しをしていない
(3)買う理由編
①これ欲しい、あれ欲しいなあ
自分の支払える余力がどれくらいか自覚していないと言える
②いずれ要るんだから、今ほしい
具体的に使うイメージができていない、買ったとしてもしばらくしたら忘れているかも
③これはよく使うから、予備で買っておこう
どのくらいでなくなるのか、把握しているのだろうか?
④みんなが持っているから、うちも持っておこう
基準が自分の家ではなく、他人の家になっている
⑤口コミ評価が高いから、いい商品だから買おうよ
買う目的はそれなの?
⑥配達手数料は仕方ないよね
積み重なると、結構な金額になるよ
(4)まとめ
このほかにもたくさんあると思うが、気づき次第更新していくつもりです。ここにあげたことを解消していくことで、形が自ずとできてくるはずである。ぜひ、取り組んでもらいたい。