[結論]
覚えたつもりでも、しばらくたつと忘れてしまったりする。ちょっとした気づきが、後にとても役に立つことがある。ちょっとしたアイデアも、今は使えなかったりしても、後々生かされることがあるものだ。
思いついたその都度、メモは取るようにしよう!!
①人から教わったこと、あの時しっかりメモを取っておけば・・・
仕事で自分が今までにしたことがない仕事をするときは、その仕事をしたことがある人に仕方を教わることになるだろう。その時に、平気な顔して、メモは一切取らずに、実際に進めながら、教えてもらって終わる人がいる。
人によるだろうが、実際に進めながら教わって、その内容を本当にきっちり覚えて、ポイントだけ書き込んでおく。そうやってこなしていくタイプの人も中にはいるだろう。仕事ができる人のイメージだ。こういった実践で覚えてしまうタイプなら、それはそれでよいのだが、なかなかそうはいかないことも多い。
最悪なのは、その教わりながら仕事を進めて、その間一切メモを取らずにそのまま最後まで行って終わるとする。
後日、別の日にまた、同様の仕事をするときに、ほぼ忘れていて、「あれ?ここからどうするんだっけ?」となり、前に教わった人に再びその同じ仕事について、「初めから教えてください」と相手が仕事をしているときに、その仕事を中断させて、平気な顔で教えてもらうことになる、というパターンだ。
こんな時、相手はどう思うだろうか?たいていムッとして腹を立てているでしょう。(顔には出さなくても)
おそらく「あの時に何でメモをしっかり取らなかったんだよ」と思っていることでしょう。
もし、あの時に、はじめから時間はかかると思うが、きっちり細かいところまでメモを取っていたら、別の日にまた同じ仕事をするときに、丁寧にやっていけば、ある程度一人でもすすめられたはずだ。
もし、わからないところが出ても、「ここまでは、この手順で進められたんですが、ここから、このところまでどうすればよかったのか、わからなくなってしまって」とポイントだけ確認しながら、スムースに進められるはずだ。相手も最低限の時間で対応できる。これこそメモの力だ。
更にひどいのは、以前に教わってメモを取ったにもかかわらず、一切見ることなく、すぐに人に聞きに行く人がいる。そして、はじめから、最後まで再び同じ説明を相手にさせるのだ。これでは相手も教えがいがなく、相手を嫌な気分させるだけだ。
新しい職場に行ったら、すぐに教えてもらったことは、どんどんメモを取って記録に残しておこう。何度も聞かなくていいように。他の人がしている仕事でも、手伝えるものなら、どんどん行動して、メモに記録しておこう。自分が必要とされるように手を打っていこう。評価も上がるはずだ。
②気づき、アイデアはすぐにメモを残そう
プライベートでも、仕事でも「これをこうしたらいいんじゃないか」という気づきやアイデア、ひらめきのようなものがぱっと思い浮かぶことがあるだろう。そんなとき、すぐにメモに記録を残さずに後回しにして、あとで思い出そうとしても完全に忘れてしまっていることが、無いだろうか?結構あるはずだ。
私は何度かそういったことがあったので、それ以来、できるだけすぐにメモを取るように気を付けている。本当は気づき、アイデアは思ったら、すぐに行動に移し、まず、試してみることだ。行動と同時に、メモにその経過も残す。少しづつ修正した事柄も記録していくのだ。そして、成功につなげるのです。見落としはないかなどの確認もできるので、助かりますよね。
メモは、具体的に表現するための素材になるのです。
③なんでもメモを取るのはどうなの?
時々見かけるが、むやみやたらにメモを取る人がいる。書きすぎて、何をどこに書いたかわからなくなってしまう人がいる。すでに何かを見なくてもいつでも説明できるようなな内容はメモに書く必要はないのだ。これまでに、持ち合わせてなかった知識や、人との大事な約束など、覚えておかないといけないこと、学んだこと、教わったことなどを記録に残せば十分だ。逆に、仕事ができない人という印象が残ってしまう。メモの取り方にも工夫をしよう。
④メモのデメリット
当たり前のことだが、メモを残した紙を紛失してしまっては意味がない。
そして、メモに頼りすぎ身に付けるまでに、時間がかかることも。書くことに気を取られ、聞き逃したりすることも。
普段から持ち歩く必要が出てくる。どこに書いているかすぐに見つけられるような工夫がないと探すだけで時間がかかる。といったところだろう。
⑤まとめ
教えを乞う時は、相手の時間を奪うので、余計な時間を相手にかけないよう配慮すること。それは、いいメモの取り方をして、何回も聞きに行くことがないようにすることだ。
気づき、アイデア、ひらめきはすぐにメモを取ろう。すでに分かっていることは省いてよい。整理の仕方も工夫をしよう。