[結論]
もう今の職場で働くのが無理だと思って転職しようとしている人、慌てないで‼
これから面接してもらいたいと思っている会社へも、正当な理由なのか、それともあなた自身のわがままなのか、それをうまく伝えることによりプラスにもなります。
ここでは、いろいろな理由について掘り下げていきます。
「本当はこういうことをしたかった」「会社にこういうことをしてほしかったんだよね」ということに気付き、冷静に考えていい転職ができるように取り組むか、または今の会社でやっていくのか、正しい結論が出せるようになってほしい。
①「こんな会社辞めてやる」って、「転職してやる」って感情的になってない?
普段、一生懸命会社のため、自分のためにいろいろ考えながら仕事に取り組まれていると思います。そんな中、いろいろ自分から提案したりすることがあるでしょう。
でも、会社側からは、「それは、ちょっと難しいなあ」と言われて却下されたり、仕事内容や人事評価、配置換え、福利厚生などいろいろ納得のいかないことがあるでしょう。
そうなると、「全く改善してもらえない」とか「全く聞き入れてもらえない」とか不満もたまってくるでしょう。そして、「もうこの会社では働けない」「この会社で働くのは嫌だ」と感情的になり、別の場所を求めるようになったりします。
が、ちょっと待ってください。その理由は、本心ですか?本当は別のところにあったりしませんか?それを深堀りして確かめましょう。
よく確かめてからでも遅くはないでしょう。
その確かめる方法は、「紙に書きだす」「マインドマップを使う」ことです。A4用紙を使って、書き出したり、マインドマップを作っていきます。
②具体的な転職したいと思う理由を紙に書き出す
まず、不満に思うところを、左側に書いていきます。
「➜」を書いてその右側に「なぜ~」「そもそも~」など深堀していきます。それに答えを書いていくのです。
視覚化することにより、今まで気づかなかったことがあるはずです。そうすると、転職したいと思っていたことが、そうではなく、今の会社に残ってできることがあるとわかったり、もしくは、転職した方がいいと決断すした方がいいという決断を下すことにつながったりします。
まずは、自分の心の中にある気持ちを全部吐き出して、それを視覚化して、捉えてみるべきだということです。
③転職したい理由の深堀りの仕方を自分なりに書いてみました。
これだけ頑張っているのに評価されない
➜期待されているが、頑張り方は正しい? |
残業ばかりで勤務時間長すぎ
➜実際の仕事内容はそんなに緊急性、重要性高いか? |
上司の指導きつ過ぎ
➜指導の中身・内容は筋の通ったものか? |
飲み会多すぎるし、いくのが嫌
➜どういった目的でしている?効果はあるのか? |
通勤遠すぎる、通勤に嫌気がさしている
➜まだそこで働かざるを得ないなら、耐えるか、自分が近くに引っ越しできるか? |
人の悪口を言う社員が多い
➜内容は?やめる気配がなければ、遠回しに気付かせるか、社外に何らかの形で表現しては? |
他部署との小競り合い
➜元々の理由は何?今の社員はどう捉えてる? 改善しそう? |
応援体制がバラバラ
➜それで仕事の質はどう?定着しない理由は何? |
仕事の質量の割には給与が低い
➜給与水準はどうなの?仕事の質や無駄はどうなの? 昇給するにはどうすればいいの? |
全体的に雰囲気悪い
➜コミュニケーションは普段から無いのはなぜ?仕事のことと関係あるの? |
会議が無駄に長い
➜会議が仕事での利益アップになってる?費用だけ掛かってない? |
上司がうざい
➜本当に仕事の邪魔にしかなっていない? |
自分がしたい仕事ではない
➜その会社に入った理由は?やめても後悔はないのか? |
副業が禁止
➜当たり前になってきている時代に禁止の理由は?変えられそうにない? |
自分がしたい仕事が見つかった
➜給与は生活できるくらいはあるの?家族を養える? |
稼げる仕事が見つかった
➜稼げるという根拠は?どこで見つけたの?騙されてない? |
社員を育てる気がない
➜売り上げだけ挙げていればいい会社?ブラックではないのか? |
経営陣が大もめ
➜何のことでもめてるの?社内で分裂したりしないの?大丈夫なのか? |
社内が汚い
➜清掃会社雇ってないの?自分たちは掃除しないの? |
自分がさらなる成長をしたい
➜本当に今の会社では成長できないの? |
ここに残っていると自分が成長できない
➜マイナス要因しかないの?モチベーションの 問題? |
社風が合わない
➜入社前には気付かなかった?なぜこの会社に入ったのか? |
転勤があるから
➜今住んでいる所からではきつい?入社前には知らなかった? |
やりがいが無い
➜入社するときはどんな考えで入ったの?やりがいとは具体的に何? |
自分の提案が通りにくい
➜根回しとかきちんとした?上の人につぶされた? |
マインドマップ例
③転職したい理由を書き出したとしても・・・
案外思い込みで見落としているところがあったりするものです。友人や他人から「こうしてみたらいいんじゃない?」と言われて初めて気づくこともあったりします。
一人ひとり捉え方が違うので、話してみるだけでも価値はあると思います。あとは、その道のプロに相談してみることもありだと思います。
例えば、「転職エージェント」です。相談すると、転職した方がいいか、今の会社に残った方がいいのか、アドバイスをもらえます。
よく言われる「転職サイト」を利用するのは、控えた方がいいかも。なぜなら、とにかく転職させて、手数料をもらおうとするところが多いからです。あなたの年収が下がろうが気にもしません。
転職エージェントでは、あなた自身が気付かなかったところを見出してくれることもあります。
④まとめ
近年は、日本でも転職は当たり前になりつつあります。しかし、その中には、転職してみんながうまくいっているわけではありません。
収入が激減して、生活するのがやっとの状態になって、新たな対応策を考えないといけなくなった人も多くいます。
それを、回避するために、転職しようと動く前に「自分はどうしたいのか」「本当の不満は何なのか?」「今の会社では無理なのか?」を深堀して、今の会社にまだ残るのか、やっぱり転職するのか、決断してほしい。