[結論]
家計簿について誤解している人が多い。
家計簿は「本来どのくらいお金が残っているか」についてつける帳簿です。
そのために 費目ごとに金額を書いて 何に使ったかわかるようにしているのです。
そこを取り違える人が多いため いい家計簿でも効果が出なかったりするのです。
①家計簿にもいろいろある
調べてみると家庭簿といっても色々なタイプがあります。アナログなタイプとデジタルのタイプ 、アプリもある。
アナログ、つまり紙・ ノートに表を作って使うタイプ。
デジタルタイプはエクセルやスプレッドシートに表を作って使っていきます。
アプリだとマネーフォワードやマネーツリーなどたくさんあります。
これだけ種類があるという理由はそれだけ人によって使いやすいものが違うということ。 それぞれ家計簿を作った側からすれば、それが一番使いやすいと思って作っているはず。
つまり 自分が使いにくいものを世に広めようとは思わないですよね?
自分でも使いやすい、だから世の中の人に使って欲しいと思って提供しているのです。
「いい家計簿」というのは、費目もちゃんと区分できて、収入の何%を使っているか、貯蓄目標の設定もできて、目に見えるように作られている。
そして 実際にその家計簿を使って例えば 年間150万円貯めることに成功した作者が、家計簿を続けられない人にアドバイスしたりお金を貯めるコツなどを教えてくれたりしているのです。
②でも、実際は続かない
「将来子供の学費もかかるし 今から取り組まないと」 と真剣に考えるが、続かない。
実際に多くの人は目標貯蓄額に届いていないだろう。 もし仮に続いていたとしても思うように 貯蓄できていないだろう。 もし 作者が言う通りにうまくいくものなら利用した ほとんどの人が成功しているはずだがそういうわけでもない。
つまり 家計簿で成功するという考えにはかなり無理があるということだ。
③「家計簿をつける」
まず「家計簿をつける」とはどういうことなのかについて考えてみると、上記にあげた考えだと、何か物を買ったりサービスを受けたりしてお金を支払わないと家計簿には書けない。
そして支払った分を費目や金額を書いていって、ある月の月末に「○○に使いすぎた」とか反省して「次の月からスタート」だと考える。
しかし また次の月にも同じ失敗を繰り返し思ったようにお金が貯まらない。 このようなやり方では対策が取れているようで取れていない。
④では、どうすればいいのか?
もしかして、こんな答えを出した人はいないだろうか?「店に足を運ばずに、ネットで買えばいいじゃん‼」と。
これはとてもまずい考えです。
ECはクレカなどの決済が主流かと思いますが、これは節約の失敗になりやすい。使い過ぎてしまうのだ。
では、どうするか?
結構慣れるまでは
しんどいと思いますが、
買い物に行く前に「生活費としていくら残っているか把握し、そのうえで、「何円の何を何個買うのか?価格が高いときの代替品は何にするか?」などはっきりさせておく。
だいたい総額で買い物が何円くらいになりそうか、シミュレーションしておく。そのリスト以外のものは買わない。
そして、実際に買う時に電卓を使い、足し上げていき、金額を確認しながら進めていく。
一通り買うものが決まったら、トータルを確認。問題ないようならはじめてそこでレジに行き会計をする。
これをまず徹底すること‼
⑤家計簿はどう使うの?
家計簿は、毎日つけるタイプにし、日々幾ら残っているかを確認するスタイルにすること。
予算として組んである金額から、使うたびに差し引いていく。
それを見ると「今日は全く使わなかった」「今日は○○円しか使わなかった」「こんなに使ってしまった」とか分かるし、使途不明金は出にくくなる。これがベストでしょう。
まとめ
家計簿は毎日つけるものにし、日々いくら残っているかを確認するタイプにする。
買い物はレジを通るまでが勝負。間違ったものや余計なものを買っていないかなど確認して、前回買ったものより高くなっていたものがあれば別のものに買えられないかを検討したりして予算を守ることだ。
成功している人に、予算を守っている人が多い。
買うまでが重要。家計簿をつけているからたまるということではない。この時に集中力を切らしてはいけない。