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はじめに
「あれ、この引き落とし、いつだっけ?」「今月、何にいくら使ったんだろう?」――お金に関する漠然とした不安や、うっかり忘れによる無駄な支出。
多くの人が経験するこうした「お金の漏れ」は、日々の生活の中で確実に私たちの資産を蝕んでいます。しかし、ご安心ください。お金の管理に特化したToDoリストを適切に活用することで、これらの問題は劇的に改善できます。
あなたは、毎日、時間に追われていませんか?家でも家事などで時間に追われバタバタ、仕事に行ってもあれこれすべきことが多くて、挙句の果てに、いくつかはし忘れて、超過勤務して定時に帰れない。よく気持ちはわかります。
本当に私もよくありました。大事なことをし忘れるということも結構あるんですよね‼何度真っ青になったことか。
では、「どうすれば、この問題に解決できるの?」と思いますよね?よく思いつくのは、その日のすべきことをリストにしておこうとPCや紙に書いたり。
その都度、いちいち入力すると、それだけで時間を取られてしまいます。あらかじめ1日おきすべきこと、2日おきにすべきこともその毎日のTODOリストなどに項目として、入れておけばどうでしょう?と考えました。
私もなるべくリストを作れるときに、きちんと作って、日々のすべきことに立ち向かうことにしました。すると、思わぬ効果がありました。
毎日そのリストを見ながら、処理していっているのに、徐々に流れが頭に入ってきて、なおかつスピードが上がってきました。私の職場では、いま、一番処理スピードが速い人間の一人です。
これを考えると、お金のTODOリストを作るのは、とても重要なことだと思いました。きちんと作って実行すれば、効果は大きいと確信しました。
これを作った理由は、悩んでいる人が多いと思ったことと、悩んでいるあなたに、このチェックリストを活用し、理想とする人生を送ってほしいと思いました。ぜひ、その姿を思い浮かべて取り組んでください。
この記事では、プロのFPがToDoリストがお金の管理にもたらす具体的なメリットから、その基本的な考え方、さらには実践的な作成・運用方法までを徹底解説します。家計の見える化、無駄の削減、そして将来に向けた資産形成――ToDoリストは、あなたのお金に関する悩みを解消し、より豊かな未来を築くための強力なツールとなるでしょう。
todoリストが「お金の漏れ」を防ぐ理由

お金の管理において「漏れ」とは、支払いの遅延による延滞金、予算超過、予期せぬ出費、あるいは収益機会の見逃しなどを指します。ToDoリストは、これらの「漏れ」を未然に防ぐ上で極めて有効なツールです。
- タスクの明確化と可視化: ToDoリストに「〇月〇日までにクレジットカードの引き落とし口座に入金」「〇月〇日、〇〇費の予算をチェック」といった具体的なタスクを書き出すことで、頭の中でぼんやりとしていた「やるべきこと」が明確になります。視覚的にリストアップされることで、抜け漏れが劇的に減少します。
- 期日管理の徹底: 支払いや入金、予算見直しなど、お金に関するタスクには必ず期日が存在します。ToDoリストに期日を明記し、リマインダーを設定することで、期日忘れによる無駄な支出(延滞金など)を防ぎます。
- 計画的な行動の促進: 「今週末までに家計簿を更新する」「来月までにNISA口座の積立設定を見直す」など、未来のタスクを事前にリストアップすることで、計画的にお金と向き合う習慣が身につきます。場当たり的な対応が減り、冷静な判断に基づいた行動が可能になります。
- 進捗状況の把握: 完了したタスクにチェックを入れることで、何が終わり、何が残っているのかが一目でわかります。これにより、管理しているという安心感を得られるとともに、未完了のタスクに対する焦点を明確にできます。
- 習慣化のサポート: 毎日、毎週、毎月など、定期的に発生するお金のタスクをToDoリストに組み込むことで、それらの行動が習慣として定着しやすくなります。習慣は、長期的なお金の管理において最も重要な要素の一つです。
ToDoアプリやエクセルと紙リストの違いを解説
お金のToDoリストを作成する方法はいくつかあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
紙のToDoリスト
メリット:
- 手軽さ: すぐに書き出せるため、思いついた時にすぐに記録できます。
- 集中しやすい: デジタルデバイスのように通知や他のアプリに気を取られることが少ないため、タスクに集中しやすい環境を作れます。
- 物理的な達成感: 完了したタスクにペンで線を引く、チェックマークをつけるといった物理的な行動は、達成感を強く感じやすいです。
- バッテリー切れの心配なし: 電源がなくても使用できます。
デメリット:
- 携帯性・共有性の低さ: 常に持ち歩く必要があり、家族やチームとの共有が難しいです。
- 検索性の低さ: 過去のタスクや特定の情報を探し出すのが困難です。
- 編集の手間: 変更や追加があった場合に、書き直す手間が発生します。
- リマインダー機能なし: 期日を知らせる機能がないため、自分で意識して確認する必要があります。
ToDoアプリ(スマートフォン・PCアプリ)
メリット:
- 携帯性・アクセス性: スマートフォンがあればいつでもどこでも確認・編集が可能です。
- リマインダー・通知機能: 期日が近づくと通知で知らせてくれるため、タスクの漏れを防げます。
- 検索性の高さ: 過去のタスクやキーワードで簡単に検索できます。
- 共有機能: 家族やパートナーとタスクを共有し、協力して管理できます。
- 多様な機能: 繰り返しタスク設定、サブタスク、添付ファイル、優先順位設定など、高機能なものが多数あります。
デメリット:
- 学習コスト: アプリによっては使い方を覚えるのに時間がかかる場合があります。
- バッテリー消費: スマートフォンのバッテリーを消費します。
- デジタル依存: デバイスがないと確認できません。
- 情報過多: 多機能すぎて、かえって使いこなせない場合があります。
エクセル・スプレッドシート
メリット:
- カスタマイズ性: 自由に項目を設定し、自分に最適なフォーマットを作成できます。
- 計算・分析機能: 数値データと連携させることで、予算管理や支出分析も同時に行えます。
- データの一元管理: お金に関する多様な情報を一つのシートで管理できます。
- 共有性: クラウドサービスを利用すれば、複数人での共有・共同編集も可能です。
デメリット:
- 入力の手間: アプリに比べると、手動での入力作業が多くなる傾向があります。
- リマインダー機能の弱さ: 基本的には自動で通知する機能は付いていません(別途設定が必要)。
- 携帯性: スマートフォンでの操作はアプリに比べて不便な場合があります。
- 関数や機能の学習: 複雑なことをしようとすると、エクセルやスプレッドシートの知識が必要になります。
選択のポイント:
- 手軽さ重視なら:紙のリスト
- 効率性・多機能性・共有性重視なら:ToDoアプリ
- データ分析や詳細な管理、カスタマイズ重視なら:エクセル・スプレッドシート
最終的には、ご自身のライフスタイルや求める機能に応じて、最適なツールを選ぶことが重要です。複数のツールを組み合わせる「ハイブリッド型」も有効です。
お金ジャンルのtodoリストに必要な基本項目
お金の管理に特化したToDoリストには、以下の基本項目を含めると効果的です。
- タスク内容: 具体的に何をすべきか。「クレジットカードの引き落とし口座に〇万円入金」「〇月の食費を家計簿に記録」「〇月〇日引き落としの電気代を確認」など、具体的に記述します。
- 期日(締切日): いつまでにそのタスクを完了させる必要があるのか。日付だけでなく、時間まで設定できるとより良いでしょう。
- 担当者(家族など): 複数人で管理する場合、誰がそのタスクを担当するのかを明確にします。
- ステータス: 現在の状況を示す項目。「未着手」「進行中」「完了」「延期」など。
- カテゴリ/ジャンル: どの費用に関するタスクなのかを分類します。「固定費」「変動費」「貯蓄」「投資」「税金」「年金」など。
- 優先順位/重要度: そのタスクの緊急性や重要度を判断する指標。「高」「中」「低」や、「A」「B」「C」などで設定します。
- メモ/詳細: タスクに関する補足情報や、完了するためのヒントなどを記載します。例:「〇〇銀行のサイトからログイン」「必要書類は〇〇」など。
- 繰り返し設定: 毎月、毎週、毎年など、定期的に発生するタスクかどうか。繰り返し設定ができるツールを選ぶと便利です。
これらの項目を適切に設定することで、ToDoリストがお金管理の強力な羅針盤となります。
【初心者向け】お金用todoリストの作り方とおすすめツール
お金のToDoリストは、難しく考える必要はありません。まずは簡単なものから始めて、徐々に自分に合った形に育てていくことが成功の秘訣です。
無料・有料のtodoリストアプリ徹底比較
数多くのToDoリストアプリが存在しますが、お金の管理に役立つ機能を持つアプリをいくつかご紹介します。
無料アプリの例
- Google Keep:
- 特徴: シンプルなメモアプリですが、チェックボックス付きのリストが作成でき、リマインダー機能も充実しています。Googleアカウントがあればすぐに利用でき、デバイス間の同期もスムーズです。
- お金管理への活用: 買い物リスト、一時的な支払いメモ、口座引き落としのリマインダーなどに手軽に使えます。
- Microsoft To Do:
- 特徴: Microsoftアカウントと連携し、Outlookのタスクとも同期できます。「今日の予定」など自動的にタスクを提案してくれる機能があり、日々のタスク管理に最適です。
- お金管理への活用: 毎日の家計簿記入、週ごとの予算チェック、定期的な支払いタスク(家賃、光熱費など)の管理に適しています。
- Todoist:
- 特徴: 無料版でも十分な機能が備わっており、シンプルながら強力なタスク管理が可能です。繰り返しタスク、優先度設定、プロジェクト(リスト)作成などができます。
- お金管理への活用: 複雑な家計管理や、複数の資産運用タスクを一元的に管理したい場合に特に有効です。
- TickTick:
- 特徴: Todoistと同様に多機能で、無料版でも豊富な機能が使えます。カレンダービュー、ポモドーロタイマーなど、生産性向上に役立つ機能も備わっています。
- お金管理への活用: 期日管理が重要な支払いタスクや、複数の金融機関のタスクを横断的に管理するのに便利です。
有料アプリの例(より高度な機能やチームでの利用向け)
- Notion:
- 特徴: 単なるToDoリストアプリではなく、メモ、データベース、Wikiなど、あらゆる情報を集約できるワークスペースツールです。自由度が高く、データベース機能を使えば、お金の管理も詳細に行えます。
- お金管理への活用: 家計簿、資産管理、投資記録、ライフプランニングなど、お金に関するあらゆる情報を統合して管理したい場合に最適です。テンプレートも豊富です。
- Asana / Trello:
- 特徴: 主にビジネス向けのプロジェクト管理ツールですが、個人のお金管理にも応用可能です。視覚的にタスクの進捗を管理できるカンバンボード形式が特徴です。
- お金管理への活用: 家族での家計管理、共同の支払い管理、サイドビジネスの経費管理など、複数人でのタスク共有・進捗管理に強みを発揮します。
選び方のポイント:
- シンプルさか多機能性か: 慣れないうちはシンプルなアプリから始め、必要に応じて多機能なものに移行するのがおすすめです。
- 同期機能: 複数のデバイスで利用するなら、スムーズな同期機能は必須です。
- 共有機能: 家族やパートナーと共有したい場合は、共有機能の有無を確認しましょう。
- インターフェース: 直感的に使いやすいか、自分にとって見やすいデザインかなども重要です。
GoogleやMicrosoftなど人気サイト・アプリの連携方法
多くのお金に関するToDoリストは、既存のGoogleやMicrosoftアカウントと連携することで、さらに便利に利用できます。
Googleアカウントとの連携
- Googleカレンダー: ToDoリストで設定した期日をGoogleカレンダーに自動的に反映させ、視覚的にスケジュールを把握できます。
- Google Keep: メモしたTo DoリストをGoogleカレンダーのリマインダーと同期させ、通知を受け取ることができます。
- Google スプレッドシート: Googleアカウントがあれば無料で利用でき、複数人での共同編集やクラウド上での保存が可能です。
Microsoftアカウントとの連携
- Microsoft To Do: Outlookのタスクと自動的に同期し、メールから直接タスクを作成することも可能です。
- Outlookカレンダー: Microsoft To Doで設定したタスクの期日をOutlookカレンダーに表示させ、スケジュール管理に役立てられます。
- Excel Online: クラウド版のExcelで、複数人での共同編集やデバイスを選ばずにアクセスできます。
これらの連携機能を活用することで、日々の生活とシームレスにお金に関するタスクを組み込み、管理の手間を大幅に削減できます。
エクセルやテンプレートを使った具体的なリスト作成手順
ここでは、エクセルやスプレッドシートを使って、具体的なお金用ToDoリストを作成する手順を解説します。
ステップ1:シートの準備
- 新しいシートを開き、一番上の行(ヘッダー行)に以下の項目を入力します。
- A1: カテゴリ
- B1: タスク内容
- C1: 期日
- D1: 担当者
- E1: ステータス
- F1: 優先順位
- G1: メモ
- H1: 繰り返し (任意)
ステップ2:基本情報の入力
2.それぞれの列に、お金に関するタスクを入力していきます。
| カテゴリ | タスク内容 | 期日 | 担当者 | ステータス | 優先順位 | メモ | 繰り返し |
固定費 | クレジットカード引き落とし | 2025/06/27 | 夫 | 未着手 | 高 | 〇〇銀行口座、残高確認 | 毎月 |
| 変動費 | 〇月の食費予算確認 | 2025/06/01 | 妻 | 未着手 | 中 | 予算〇万円超えないよう注意 | 毎月 |
| 投資 | NISA積立設定見直し | 2025/07/15 | 夫 | 未着手 | 高 | 運用報告書を確認 | 年に1回 |
| 税金 | 住民税の支払い | 2025/06/30 | 夫 | 未着手 | 高 | 振込用紙確認 | 年に4回 |
| 貯蓄 | 〇月の貯蓄目標達成確認 | 2025/06/30 | 妻 | 未着手 | 中 | 〇〇口座残高確認 | 毎月 |
| 雑費 | コンビニ払い履歴確認 | 2025/05/31 | 妻 | 未着手 | 低 | 小銭の発生原因を把握 | 毎週 |
ステップ3:フィルタリングと並べ替え
3、ヘッダー行を選択し、「データ」タブから「フィルタ」を適用します。
4.これにより、各列の▼マークをクリックすることで、カテゴリやステータス、期日などでタスクを絞り込んだり、並べ替えたりできるようになります。
例:「ステータス」で「未着手」のみ表示する。
例:「期日」で古い順に並べ替える。
ステップ4:条件付き書式(オプション)
- 期日による色分け: 期日を過ぎたタスクに自動的に色を付けることで、対応漏れを防ぎます。
- 「期日」列を選択し、「ホーム」タブの「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「日付」→「今日より前」などで設定。
- ステータスによる色分け: 「完了」したタスクに色を付けるなど、視覚的に進捗を把握しやすくします。
- 「ステータス」列を選択し、「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「文字列」→「指定の文字列」で「完了」と入力し、書式を設定。
ステップ5:繰り返し設定の活用(オプション)
- 「繰り返し」列に「毎月」「毎週」「毎年」などを入力しておき、期日を過ぎて完了したタスクは、次の期日に合わせてコピー&ペーストで新しい行に追加します。
- ToDoアプリの場合は、繰り返しタスク機能を活用すると自動化できます。
テンプレートの活用: インターネット上には、家計管理やタスク管理用のエクセルテンプレートが多数公開されています。「お金管理 ToDoリスト テンプレート エクセル」などで検索して、自分に合ったものをダウンロードして活用するのも良い方法です。
効率的なお金管理のためのtodoリスト活用法

せっかく作成したToDoリストも、活用方法を誤ると形骸化してしまいます。ここでは、効率的なお金管理のためのToDoリスト活用法を解説します。
期日・締め切り・定期的なタスクの管理方法
お金に関するタスクは、期日が非常に重要です。
- 引き落とし日の把握: クレジットカード、ローン、家賃、公共料金などの引き落とし日を全てToDoリストに登録し、それぞれの数日前に「口座残高確認」などのリマインダーを設定しましょう。これにより、残高不足による引き落とし不能や延滞金を防げます。
- 給料日・入金日の登録: 給料日や、ボーナス・配当金などの入金日もリストに加えておくことで、収入を意識したお金の計画を立てやすくなります。
- 税金・保険料の支払い期日: 所得税、住民税、固定資産税、社会保険料、生命保険料など、まとまった金額が必要な支払いも、期日とともにリストアップし、計画的に準備を進めます。
- 定期的な家計見直し: 毎週末の家計簿チェック、月末の予算実績確認、年間の固定費見直しなど、定期的に行うべきタスクも繰り返し設定でリスト化します。
- 投資に関する期日: 積立投資の買い付け日、NISAやiDeCoの拠出上限額確認、株主優待の権利確定日などもリストに加えることで、投資機会を逃しません。
タスクの優先順位・重要度でお金リストを整理するコツ
全てのタスクを平等に扱うと、本当に重要なタスクが埋もれてしまう可能性があります。
- 重要度と緊急度のマトリクス: 「緊急度が高く、重要度が高い」タスク(例:本日締切の税金支払い)を最優先にし、「緊急度は低いが、重要度が高い」タスク(例:来年のNISA枠検討)も計画的に進めるようにします。ToDoリストに「優先順位」の項目を設け、色分けや記号で視覚的に区別すると良いでしょう。
- カテゴリ分けの活用: 「固定費」「変動費」「貯蓄」「投資」「税金」「年金」など、お金のジャンルでタスクをカテゴリ分けし、それぞれのカテゴリの特性に応じて優先度を調整します。例えば、固定費の支払いは期日が厳守されるべき最優先事項となるでしょう。
- タスクの細分化: 大きなタスクは、小さな実行可能なサブタスクに分解します。「資産運用プランの見直し」であれば、「現状の資産を把握する」「投資目標を設定する」「金融機関を比較検討する」など、具体的なステップに分けてリストアップすることで、着手しやすくなります。
- 「やらないこと」を決める: すべてを完璧にこなそうとすると挫折しやすくなります。例えば、「今月は衝動買いをしない」「無駄なサブスクリプションを解約する」など、「やらないこと」も意識的にリストアップし、無駄な支出を減らす工夫も重要です。
リマインダーや通知機能で「漏れ」を防止
ToDoリストの最大のメリットの一つが、リマインダーや通知機能です。
- 複数設定: 重要なタスクは、期日の数日前、前日、当日など、複数回リマインダーを設定しましょう。これにより、万が一一度の通知を見逃しても、対応漏れを防げます。
- 通知のカスタマイズ: アプリによっては、通知音やバイブレーション、ポップアップ表示など、通知方法をカスタマイズできます。自分にとって最も気づきやすい方法を選びましょう。
- デバイス連携: スマートフォン、PC、スマートウォッチなど、複数のデバイスで通知を受け取れるように設定しておくと、どこにいてもタスクを把握できます。
- 定期的な確認: リマインダーだけに頼らず、毎日決まった時間にToDoリストをチェックする習慣をつけましょう。朝一番や夜寝る前など、生活のルーティンに組み込むのがおすすめです。
デバイス同期やクラウドでチーム・家族と共有
お金の管理は、家族やパートナーと協力して行うことで、より効率的になります。
- 共有ToDoリストの作成: 家計管理や共通の支払いなど、家族で分担すべきタスクは、Google ToDoリストやMicrosoft To Doなどの共有機能を活用して、一つのリストで管理しましょう。
- 担当者の明確化: 誰がどのタスクを担当するのかをリスト上で明確にすることで、責任の所在がはっきりし、重複作業や抜け漏れを防げます。
- 進捗状況の共有: 各タスクの進捗状況をリアルタイムで共有することで、家族全員がお金全体の流れを把握しやすくなります。
- 共同の目標設定: 貯蓄目標や大きな買い物計画など、家族共通のお金の目標もToDoリストに設定し、達成に向けた具体的な行動を共有することで、モチベーションを維持しやすくなります。
- クラウドサービスの活用: Excelやスプレッドシートを使う場合でも、GoogleドライブやOneDriveなどのクラウドサービスに保存し、共有設定を行うことで、いつでもどこでも最新の情報を確認・編集できます。
お金系todoリストの具体的な運用アイデア&実例
ここでは、ToDoリストがお金に関するさまざまなシーンでどのように役立つか、具体的な運用アイデアと実例を紹介します。
家計管理や支出予定のtodoリストアップ例
日々の家計管理は、お金のToDoリストの最も基本的な活用例です。
- 月次タスク:
- 〇月〇日:給与振込確認
- 〇月〇日:家賃支払い(自動引き落とし確認)
- 〇月〇日:光熱費支払い(自動引き落とし確認)
- 〇月〇日:通信費支払い(自動引き落とし確認)
- 〇月〇日:クレジットカード引き落とし額確認&入金
- 〇月〇日:〇月の予算立て
- 〇月〇日:〇月の家計簿締め
- 〇月〇日:〇月の収支確認&予算実績比較
- 〇月〇日:投資信託積立実行確認
- 〇月〇日:積立貯蓄実行確認
- 週次タスク:
- 毎週〇曜日:レシート整理&家計簿入力
- 毎週〇曜日:週間支出確認&予算残額把握
- 毎週〇曜日:次週の食費計画
- 随時タスク:
- 〇〇を購入する(予算〇円以内)
- ふるさと納税の寄付先を検討
- 医療費控除の領収書をまとめる
販売在庫・請求・支払い管理などビジネスでの活用
個人のお金管理だけでなく、ビジネスにおけるお金の管理にもToDoリストは不可欠です。
- 売上・請求管理:
- 〇月〇日:〇〇社への請求書作成&送付
- 〇月〇日:〇〇プロジェクトの売上入金確認
- 〇月〇日:未回収売掛金のリストアップ&催促
- 経費・支払い管理:
- 〇月〇日:〇月の経費精算書の作成
- 〇月〇日:仕入れ先〇〇社への支払い
- 〇月〇日:税金(消費税、法人税など)の支払い準備
- 〇月〇日:消耗品の購入(予算〇円)
- 在庫管理:
- 毎週〇曜日:〇〇製品の在庫数チェック
- 〇月〇日:発注点割れの製品の発注
- 〇月〇日:棚卸しの実施計画
営業・SFA・プロジェクト進捗との連携方法
SFA(Sales Force Automation)やプロジェクト管理ツールとToDoリストを連携させることで、営業活動やプロジェクトの進捗に合わせたお金の管理をシームレスに行えます。
- 営業活動:
- 〇月〇日:〇〇顧客の見積書送付(金額:〇万円)
- 〇月〇日:〇〇顧客の契約金入金予定確認
- 〇月〇日:〇〇キャンペーンの広告費予算申請
- プロジェクト管理:
- 〇月〇日:〇〇プロジェクトの初期費用支払い
- 〇月〇日:〇〇プロジェクトの〇〇フェーズ完了報酬請求
- 〇月〇日:〇〇プロジェクトの進捗確認と予算消化率のチェック
これらの連携は、NotionやAsana、Trelloのような多機能ツールを活用することで、よりスムーズに実現可能です。
お金管理のtodoリストを成功に導くコツ・注意点
ToDoリストはお金管理の強力なツールですが、継続して活用するためにはいくつかのコツと注意点があります。
完了・未完了項目の可視化と進捗状況の把握
- 完了の見える化: 完了したタスクには必ずチェックを入れる、線を引く、色を変えるなど、視覚的に「完了」を認識できるようにしましょう。これにより、達成感を得られ、モチベーション維持につながります。
- 未完了の認識: 未完了のタスクが明確になることで、何を優先すべきかが一目瞭然になります。期日を過ぎたタスクは色を変えるなどして、より注意を引くように設定すると良いでしょう。
- 定期的なレビュー: 毎日、毎週、毎月など、決まったサイクルでToDoリスト全体を見直し、進捗状況を把握しましょう。滞っているタスクがあれば、原因を分析し、対策を立てます。
- 達成率の可視化: 可能であれば、完了したタスクの割合をパーセンテージなどで表示できるツールを選ぶと、より客観的に進捗を把握できます。
効率化・生産性向上を図る具体的アクション
- バッチ処理: 類似のタスクはまとめて処理しましょう。例えば、毎週金曜日の午後にまとめてレシートを整理し、家計簿に入力する、といった具合です。これにより、タスク間の切り替えによる時間のロスを減らせます。
- 自動化の活用: 自動引き落とし、自動積立、自動家計簿アプリとの連携など、自動化できる部分は積極的に活用しましょう。これにより、手作業によるミスや手間を削減できます。
- タスクの細分化: 大きすぎるタスクは、手をつけるのが億劫になりがちです。「年間予算の見直し」ではなく、「現状の支出を把握する」「過去のデータを分析する」「来年の目標を設定する」など、小さなステップに分解することで、着手しやすくなります。
- 「すぐやる」原則: 2分以内で終わるようなタスク(例:銀行口座の残高をスマホで確認する、簡単なレシートを記録する)は、思いついたその場で処理してしまいましょう。後回しにすると、結局忘れてしまったり、心理的な負担になったりします。
使い続けるための選択ポイントとレビュー・評価
ToDoリストを継続して使い続けるためには、自分に合ったツールを選び、定期的に見直すことが重要です。
- シンプルさ vs 多機能性: 複雑なツールは、使いこなすまでに時間がかかり、挫折の原因となることがあります。まずは必要最低限の機能を持つシンプルなツールから始め、慣れてきたら徐々に機能を拡張していくのがおすすめです。
- インターフェースの使いやすさ: 直感的で操作しやすいインターフェースのツールを選びましょう。毎日使うものだからこそ、ストレスなく使えることが重要です。
- 連携機能: 普段使っている他のアプリ(カレンダー、家計簿アプリなど)との連携がスムーズだと、より効率的です。
- デバイス対応: スマートフォン、タブレット、PCなど、普段使うデバイス全てで利用できるか確認しましょう。
- 飽きない工夫: デザインテーマを変更できる、完了マークが可愛いなど、飽きずに使えるような工夫があるツールを選ぶのも一つの手です。
- 定期的なレビューと改善: 数ヶ月に一度、自分が使っているToDoリストが本当に機能しているかをレビューしましょう。使いにくい点はないか、もっと改善できる点はないかなどを検討し、必要であればツールを変更したり、運用方法を見直したりします。
投資や資産形成の進捗管理と情報収集の習慣化
お金のToDoリストは、単に支払いや予算管理だけでなく、長期的な投資や資産形成の進捗管理にも役立ちます。
- 投資目標の可視化: 「〇年後に〇円の資産を築く」といった具体的な目標をToDoリストに記載し、それに向かってどのような行動が必要か(例:毎月〇万円積立、四半期ごとにポートフォリオ見直しなど)をタスク化します。
- 資産状況の定期確認: 毎月〇日には保有している投資商品の評価額を確認し、リストに記録する、といった習慣をつけましょう。これにより、資産の増減を把握し、必要に応じて戦略を見直すきっかけになります。
- 情報収集タスク: 「最新の金融ニュースをチェックする」「〇〇に関する書籍を読む」「FPに相談する」など、お金に関する知識を増やすための情報収集もToDoリストに加えます。知識は、より良いお金の判断を下すための基盤となります。
- 「もしも」の備えのリストアップ: ライフイベント(結婚、出産、住宅購入など)や不測の事態(病気、失業など)に備えるためのタスク(例:緊急予備資金の目標設定、生命保険の見直しなど)もリストに含めることで、計画的なリスクマネジメントが可能になります。
まとめ:お金編todoリストで“漏れ”ゼロ&管理の質をアップする方法
お金の管理は、決して楽な道のりではありません。しかし、ToDoリストというシンプルなツールを適切に活用することで、その道のりは格段にスムーズになります。
本記事で解説したように、ToDoリストは「お金の漏れ」を防ぎ、計画的な行動を促し、そして何よりも「お金と向き合う習慣」を身につけるための強力なサポート役となります。紙のリストから高機能なアプリ、エクセルまで、さまざまな選択肢がある中で、ご自身のライフスタイルや求める機能に合ったツールを選び、まずは小さな一歩から始めてみてください。
期日管理の徹底、優先順位付け、リマインダーの活用、そして家族との共有。これらの具体的な活用法を実践し、定期的にリストを見直すことで、あなたのお金管理の質は劇的に向上するでしょう。
お金に関する漠然とした不安を解消し、目標達成に向けた具体的な行動を促すToDoリスト。今日からあなたのお金管理にこの強力なツールを取り入れ、“漏れ”ゼロで質の高い、ストレスフリーなマネーライフを実現しましょう。
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