資産運用に取り組んだ方がいい理由
①ズバリ、資産運用に取り組んだ方がいい理由は?
1:「日常生活に役立つ情報が目や耳に飛び込んでくるようになり、情報を逃さなくなる、アンテナが大きく広くなる」
2:「ファイナンシャルプランニングが自分でできるようになる」
3:「家計のやりくりにもプラスに働く」
4:「物事を深く考える思考が身につく」
5:「貯金と比べて利回りが全然違う、長期になるほど差が大きい」
②「資産運用」と聞くと、どんなイメージ持ってる?
今まで全く「資産運用」とは無縁だった人からすれば、「そんな難しいものになんか、無理だよ」とか、「みんな失敗してるんるんでしょ?」という声も少なからず聞かれる。
そういった方が、資産運用を始めようと決めたとしても、口座を開くまでにも、不安や恐怖が入り交じり、なかなか動けない。確かにその気持ちはよく分かる。
私自身の経験だが、初めて投資をしようと思って、証券口座を開こうと思ったとき、ネット証券だが、「口座を開設の申し込みをする」というようなボタンをクリックしたとき、「本当に大丈夫かなあ」とものすごい不安に襲われた。そして、「自分が申し込んで成立するのかなあ」と不安になった。
そして、何日かして、「口座開設手続きが完了しました」というメールを受けて、とりあえずホッとしたのを覚えている。
私の場合は、最初は、しばらくは変動の大きい株式よりも、変動幅の小さめの投資信託で取引を始めようと思い、ファンドを探し、「このファンドにしよう」と思い、買い注文を入れる時、この時もかなり緊張した。
何しろ初取引だから。しかし、「自分ができる限りのことはやった」と言い聞かせながら
ボタンをクリックした。
何日かして購入でき、運用を見守ることに。他のファンドとかも調べたりしながら、資産運用についての勉強も続けていた。私は、以前から投資の勉強をしていて、多少は知識も身につきつつあった。
初めて読んだ本は「ベンジャミングレアムの新賢明なる投資家上下巻」だ。結構厚みはあったが、最初にこれを読んで、自分の中では正解だったと思っている。
今までに著名投資家が出した本は20~30冊ほどは読んできた。読んで自分にとってとてもいい教訓がいくつも得られ、FPの資格も取り、今日まで、資産運用を続けられている。
③ ②をそれぞれ見てみよう
「日常生活に役立つ情報が目や耳に飛び込んでくるようになり、情報を逃さなくなる、アンテナが大きく広くなる」
これは、資産運用に関する商品(株、投信、債券、為替、リート、原油、金など)は、「私たちの生活に強く結びついている」ものが多い。上場し株式を発行している企業などは、為替、金利、原油価格などの数字の変動により、いい意味でも悪い意味でも、影響を受ける。
そして、その影響により、企業同士の取引でも、必要なものが手に入らない状態になると、各企業の製品やサービスの提供ができなくなって、企業も業績にも大きな影響が出る。そうなると、売り上げが立たないので、お金が入ってこなくなり、各企業に働いている従業員たちの給料にも影響が出たりする。
すると、私たちの家計にも影響がでて、給料が下げられたりすると、お金を使うことをなるべく控えようとする。すると、余ったら貯蓄に回り、消費が減る。すると、普段利用しているお店なども売り上げが減り、利益も減る。その企業や従業員たちにも影響が出て、全体的に経済活動が低迷し、景気悪化することにつながるのだ。
保有する投資信託や株式の企業がこの影響で、ダメージを受けたら、業績悪化で株を売られて、株価が大きく下落することも起こる。
言いたいことは、マネーリテラシーを高め、こういった仕組み・流れを少しでも理解できるようになって、自分に起こる危機を回避できるようになってくる。それまで自分事としてとらえていなかったことも、捉えられるようになり、これから起こりうることも、予想できて、行動できるようになる。これはとても大事なことだ。
「ファイナンシャルプランニングが自分でできるようになる」
これは、マネーリテラシーを高めることにより、知識が増え、深いところまで身につけてくると、全く理解できずに、行動に移せなかった事柄も、理解できるようになり、先ほど述べた家計の事はもちろん、長期にわたるライフプランの設計やこれまで利用したこともなかった、国や地方自治体の制度や税金や控除に関することにも意識が向くようになり、自分たちの家庭をいい方向に導くことができるようになる。
こういった知識というのは、ファイナンシャルプランニング技能士といういわゆるFPといわれる資格で使われる知識だ。
3級から1級まであり、AFP・CFPという少しレベルの高いものまである。一般の方々なら、2級くらいまで取れれば十分だ。各制度や税金の関係は結構頻繁に改正があり、その都度、情報を最新化しておく必要があるのだ。この資格試験の参考書を使って、マネーリテラシーを高めることに活用するのもいい、できれば最新のものを買っておこう。初めから2級の参考書を使ってもいいだろう。
「家計のやりくりにもプラスに働く」
家計のやりくりをしているが、うまくいかずどこから手をつけたらいいか分からないと悩む人が多い。しかし上記のような知識が身について精度が上がってくると、様々な情報やデータが頭に蓄積されて、これまでは見えてこなかった部分が見えやすくなり、制度にしても、これまではこの制度を使っていたけど、実はこっちの方がいいんじゃない?と疑問や気づきをもたらしてくれる。そして、いい意味でシビアに家計に向き合えるのだ。(一般的に旦那さんが少し苦しくなるかもしれないが)
「物事を深く考える思考が身につく」
たとえば、自分が「資産運用してみたいよね?」というと、友人が「投資とか危ないから、やめた方がいいよ、働いて貯金を殖やした方がいいよ」とか言われて、「やっぱそうだよね?やめとこう」と周りの意見に流されて、そこで終わってしまっていた人が多いことだろう。ところが、マネーリテラシーが高まってくると、さっきの例のやり取りでも、「今貯金の利率ってこれくらいなんだよね!!それにいつまで働けるか分からないし、貯金もしながら一部を運用にまわすと違うと思うよ」とか「でもね、貯金するだけの場合と、資産運用を活用するのとではね、利回りがこのくらいの1~2%の違いであっても、シミュレーションサイトで調べてみると、長い期間運用すると、これだけの差が厳し目に見てもあるんだよね!!それに年金もらえるけど、今のペースだと、貯金だけだと結構厳しくなりそうなの。」「シンプルな数字で自分でも計算してみたらいいよ!」とか、相手のアドバイスに対して、「本当にそうなのか?」と確かめたうえで「根拠は何?」と立ち止まって思考することができるし、ふさわしい答えも見つけられる。
更に、経済などにおいても、ストーリーを組み立てられるようになり、鋭い読みができるようになる。
④「年金がもらえなくなる」?
この話は、街頭インタビューなどでも、よく聞かれることだが、そこまでの危機感がありながら、どうして何も手を打とうとしないのか?上記で話した「貯金だけきちんとしていけば大丈夫だろう」という凝り固まった考えに縛られているように思う。それに、最近でも、「年金だけではとても生活するのは厳しい」という声もあるのに。実際は年金がもらえなくなるということはないと思う。GPIFは積み立てをしていて、10年くらいで枯渇するようなことにはならない。正しくは、「自分が思っていたほどもらえないかもしれない」というのが正しい答えだろう。もらえたとしても、実際生活をしてみると、かなり苦しいことになったり、思ったよりもお金がかかったということは十分起こりうることだ。そして、仕事をしようと思ったときには、体の調子が悪く、働けないという最悪の結果になりかねない。だからこそ現役時代の今のうちにマネーリテラシーを高め、運用を今からでも始めるべきだと伝えたい。
⑤「インフレ」時に対応し「デフレ」時にさらに資産アップを
「インフレ=物価が上昇する」時には、お金の価値が下がり、100万円で買えてたものが100万円で買えなくなる。そういったときに効果的なのが、資産運用でうまく対応することだ。使うお金を減らしたらいいじゃないという人もいるが、定期的に必要買っているものが上がれば、難しいだろう。急に働くにもクリアしないといけない課題も出てきたりして、うまくいかないこともあるだろう。しかも貯金だと今はほぼ利息はゼロに等しいので、よほどうまく節約ができない限り、まともにダメージを受ける。自分たちが寝ているときも、仕事しているときも、別のところで少しでもお金を増やそうとしてくれる資産運用は有効だと言えるでしょう。先ほど③であげた運用利回りのシミュレーションも活用しながら実際の数字を見て、無理しない運用で将来の安心を得るために検討し始める時期ではないか。ぜひあなたの家族みんなが有意義な人生を味わっていっていただきたい。
⑥まとめ
マネーリテラシーを高め続けること。「なぜ?なぜ?なぜ?」と問い続け、事実を確認する。いろんなことに生きてくるはずだ。
資産運用の効果をシミュレーションでみてみよう。愕然とするはず。
少しでも早く始めた方が将来慌てなくて済む。幸せな家庭を築いてほしい。