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生活費 4人家族 改善シミュレーションPART2

目次

はじめに

今回は、4人家族での2つめのモデルになります。貯金自体ができていない家計で、ボーナスがあることで、かろうじて生活できているようなパターンです。

案外このような家庭が多いようで、日々こなすだけで改善できずに思考停止になってしまう。よくわかります。私も一時期経験しました。

多いのは、「家計を見直したりしているけど、こんな状況で改善なんてできるの?」と行き詰ってしまう。「みんなどうやってやりくりしているの?」などの悩みですね。

私自身、子供が増えてくるごとに幾度となくいろんな問題が起こりましたが、FPの資格の取得をしてお金に関する知識を身に付けて、家計の管理などに生かし、年100万円超の貯蓄もできるようになりました。

この記事においては、4人家族の家計管理、改善のパターン2です。毎月の貯蓄ができず、ボーナス頼みにお家計からの脱却を目指したケースになります。

この記事を読むと、「案外多い悩みだが、こうすればいいのか!」ということが分かってもらえます。

これまで、私がFPの知識を生かしながら、家計管理をやってきて、その経験、ノウハウを紹介しています。このケースは、けっこうハードルが高いですが、できるものです。ぜひ、このピンチを乗り越えたいと本気で思う人は最後まで読んでください。

4人家族の生活費のシミュレーション例

[設定]

夫30歳 妻32歳 長男11歳 長女5歳 埼玉県

結婚前から家計の管理に関心がなかった奥様。「まあ大丈夫だろう」と甘く考えていたら、貯金ができなくなり大ピンチに。このままでは将来に向けて何も準備ができないと思い、FPに相談。

まず、少しでも貯蓄できる家計づくりにしていくこと。奥様にはもう少し働いてもいいかなという気持ちもある。最初の方は大変だが、慣れてくればリズムができてきて、苦にならなくなるはずだ。

BEFORE

世帯月収30万円
ボーナス65万円
年収425万円
月貯蓄額
年貯蓄額ボーナスの残り
総貯蓄額220万円
夫月収29万円
妻月収1万円
先取り貯蓄
住居費9.6万円
水道光熱費1.2万円
通信費2.6万円
生保料3万円
こども費3万円
親への返済1万円
食費5万円
日用品費8千円
その他費用1.4万円
ガソリン費1.4万円
夫こづかい1万円
残し貯め
年払い分はボーナスから

頑張っておさえようとしているところも見られるし、親への返済もされているのは、素晴らしい。少し、考え方を変えてみて、していってみたらいいかと思う。次に紹介していく。

このケースでの家計改善の具体的アドバイスは?

子供2人の世帯はかなり多く、同じような悩みを持っておられる方も多い。そのうちの1つの例として参考にしてもらえたらと思う。

AFTER

世帯月収36万円
ボーナス80万円
年収512万円
月貯蓄額12.4万円
年貯蓄額208.8万円
総貯蓄額430万円
夫月収31万円
妻月収5万円
先取り貯蓄8万円
住居費9.6万円
水道光熱費1.2万円
通信費8千円
生保料1.5万円
こども費2万円
親への返済
食費3万円
日用品費8千円
その他費用1.5万円
ガソリン費1.4万円
夫こづかい1万円
妻こづかい8千円
残し貯め4.4万円
年払い分はボーナスから(20万)

〇これまで、ボーナスがあったためかろうじて生活できていたがボーナスがなかったら、どうなっていたことか。そう思ったのは私だけではないでしょう。

〇月収は30万円ほどあったが、コロナもあり、給与は数万円下がっていた。なのでかなり住宅ローンが負担になり、かなり厳しいがここは維持しつつ、回復するのを待つ。奥様はパートをしており、少しでも増やしたい気持ちはあるので、子供さんを気にかけつつ、無理のない程度に働くように。

〇水道光熱費は抑えられているのではないかといえる。家は比較的、風通しがよく、夏もエアコンを使い過ぎなくて済んでいるようだ。冬は少しエアコンの設定温度を抑えている。電気毛布の使用を提案。電気代が安いため。

通信費は高すぎる。二人とも3大キャリアを使っていた。結婚前の状態をそのまま続けていた。そのため、格安スマホをお勧め。自分がいつもどのくらいの容量を使っているのか、見直してもらい、それに合わせてプランを組んでもらうことに。必ず私が使っているMINEOを参考程度に紹介している。(1.8万円減)参考すまっぴー

生保料は3万円は少し高い。貯蓄型の養老保険などに加入していた。10年以上もそこにお金を置いたままにしておくのももったいない。加入してまだ浅かったので、解約を勧めた。時々保障は残しておいて、貸し付けを利用したらいいという人がたまにいるが、貸し付けを受けたら、利息には貸付金利が上乗せされて、膨れ上がり、得なことは何もない。ここは気を付けてほしい。この解約したお金の一部を資産運用に回すことを勧めた。(1.5万円減)参考i保険

〇こども費は習い事を少し見直しをすべき、子供さんも親御さんも少ししんどそうなので、いったんやめてみて、しばらくして習いたいと思ったら習うことをすすめた。自由に遊べる時間もできてくるし、子供さんも好きなことができる。(1万円減)

〇食費は4人家族で5万円は高い。二人とも働きに出ているので、外食したり、ある程度完成された状態の宅食を利用。明らかに割高なため、ご主人の協力を得ながら、自炊の割合を増やしてもらった。クックパッドの節約時短レシピなど参考にしてもらった。(2万円減)参考cookpad

〇日用品費は何かしら必要にあるものが出てくるので、金額的にいい水準のため、維持。ただ、何をどのくらいのペースで買っているのかを書き出すのと、使い方はどうかの見直しもしてもらう。Tポイントはお持ちなので、ウェルシアでの買い物を提案。毎月20日にTポイントで200ポイント以上使うと1.5倍分買い物ができる。これも情報として伝えた。参考ウェルシア

〇親への返済はいい心がけですが、1万円分を今の家計状況からして、取られると厳しいので、考え方を少し変えて、どこかのタイミングで、貯蓄しているお金の中の一部を親のために何か使ってあげるというのでもいいのではないかと提案。それを返済代わりにする。(1万円減)

〇その他費用は、子供さんのことでイベントがあったり、突発で支払いが出てくることがあるので、1,000円プラス。その支払いのイベントのタイミングは記録に残して覚えておこう。

〇ガソリン代は夫婦2人分でそのままの額を維持。参考gogo.gs

〇夫の小遣いはちょうどよいと思う。余れば、貯金に。

〇妻の小遣いは枠を設けた。少し働く時間を増やすので、奥様のストレスもたまってくる。少しでも自分の時間を使ってもらうため、設けた。余れば貯金に。(8千円)

〇残し貯めはこれまでの改善のより、できるように。(+4.4万円)

〇これまで資産運用する資金すら用紙できる状況ではなかったが、貯蓄もできる環境になってきたので、証券口座を作るところから始め、SBI証券と楽天証券の両方を開設しておき、NISA口座はどちらかの口座に決めてもらう。楽天は口座開設者には日経テレコンという日経新聞の記事を読むツールが使える。つまり、紙の新聞での契約が必要ないのだ。その活用をアドバイス。参考SBI証券楽天証券

積み立て枠の利用から、少額で始め、知識も身について余裕ができれば成長投資枠も利用するのもよい。最初は、広くカバーされて、手数料が低いものを選ぼう。

埼玉県のお得な支援制度がいくつかある。

①埼玉県に移住してきた人への支援、補助金制度

②埼玉県で住宅購入する人への支援補助金制度

③埼玉県内で子育て世代への支援補助金制度(各市町村で制度がある)

④進学学費への支援補助金制度

があります。次のサイトで確認をしてみてください。参考埼玉県で暮らす

まとめ

これまで毎月の貯蓄ができていなかった状況から、どこをどのように変えるかを例として、示してみました。これを参考に、少しずつバランスを変えて、ご自身の家計の改善に生かしていただけたらと思います。

参考記事

お金が貯まる家計簿とは?

家計相談 その前にこれらは事前に見ておこう

自分で改善できそうにない方はこちらへ

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この記事を書いた人

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