はじめに
「今、物価が上がってて、大変なうえに、ほかの5人家族のところは、どうやってやりくりしてるの?」「これまでもやってきたのでうまく管理する自信はあったのに!」
こんな悩み抱えていませんか?かつて私もそうでした!家族が4人から5人に変わっただけだ、と思ってうまくやりくりできるはずと奮闘しているが、実際思っていたようにはいかない家庭が多いようです。
私はこれまで、家計の管理において自ら中心となり、妻と協力して取り組んできました。FPの資格取得してその知識を生かしながら、時々失敗もありながら、年に100万円以上の貯蓄を確保できています。
そこでこの記事では「どこをどのように5人家族の家計管理をしていいか」のコツと考え方を伝える記事になっています。この記事を読めば、「5人家族の家計の改善方法のヒント、目安、モチベーションのあげ方」などが理解できると思います!
これまで、私がFPの知識も生かしながら、家計管理をやってきた経験、ノウハウが詰め込まれています。5人家族で家計が不安になっている方、本気で家計を改善したいという方は最後まで読んでほしい!
5人家族 生活費 改善シミュレーション例
[設定]
岡山県在住 夫42歳 妻38歳 長女13歳 次女12歳 三女6歳 妻は正社員でフルタイム
こどもが3人のため、これからのことを考えて、年払い用なども含めた先取貯金ももう少し増やしたい。ほかに少しでも抑えられるところがあれば押さえたい。節約方法も学びたい。子供の成長に備えておきたいとのこと。
BEFORE
世帯月収 | 35万円 |
世帯ボーナス | 71万円 |
世帯年収 | 491万円 |
月ごとの貯蓄額 | 6万円 |
年の貯蓄額 | 72万円+α |
総貯蓄額 | 300万円 |
夫月収 | 20万円 |
妻月収 | 15万円 |
先取貯蓄 | 6万円 |
住居費 | 7.5万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
通信費 | 2.6万円 |
車関連費 | 5千円 |
食費 | 7万円 |
日用品費 | 5千円 |
娯楽費 | 8千円 |
医療費 | 5千円 |
こども費 | 6千円 |
夫こづかい | 2万円 |
妻こづかい | 6千円 |
私なら、まず各項目ご自身で各費目をみて、考えてもらい、気になるところ、無駄だと思うところはないかを考えてもらう。
すると、食費は子供が成長するにつれて、これから増えてくるので、節約するコツを知りたいようだ。あとは、収入を増やすことくらいとのこと。
間違ってはいないので、食費を抑えることに取り組んでもらう。私からは、節約レシピのサイトを参考にすることをアドバイス。お菓子なども買い足さずにおやつ代わりになるもので作っていくと抑えやすいとアドバイス。 サイトとしては、クラシルやサンキュ!、COOKPADをお勧めしたい。
各費目をみて、改善点を提案したり、あと、まだ資産運用は始められていないようなのでお勧めしアドバイス。お金についての勉強をしてもらうことも。FP試験の参考書を使って、日々少しずつでもいいので取り組んでもらう。
このケースでの家計改善の具体的アドバイスは?
After
世帯月収 | 40万円 |
世帯ボーナス | 88万円 |
世帯年収 | 568万円 |
月ごとの貯蓄額 | 13万円 |
1年の貯蓄額 | 156万円+α |
総貯蓄額 | 650万円 |
夫月収 | 21万円 |
妻月収 | 19万円 |
先取貯蓄 | 12万円 |
内訳 年払積立 | 2万円 |
こども進学用 | 3万円 |
老後用 | 5万円 |
住宅ローン繰上 | 1万円 |
予備費用 | 1万円 |
住居費 | 7.5万円 |
水道光熱費 | 1.2万円 |
通信費 | 2.4万円 |
車関連費 | 1万円 |
食費 | 6万円 |
日用品費 | 7千円+P活用 |
娯楽費 | 1万円 |
医療費 | 5千円 |
こども費 | 5万円 |
子こづかい | 4千円 |
夫こづかい | 2万円 |
妻こづかい | 8千円 |
〇とても前向きで協力的な家族であるため、自分たちの収入も増やすための努力も検討していた。勤務年数を積み上げることで少しは上がる見込み。
〇住居費は住宅ローンだが、この額で継続。将来繰り上げ返済もできるように年払い積み立て用として、毎月1万円積み立てる。
〇先取り貯蓄は、相談回数を積み重ねていくうえで、奥様の収入が想定より早く上がってきたので、先取り貯蓄で、多めに用途を決めて、積み立てる。結果的に金額は倍額になった。
〇水道光熱費については、少しずつ上がってきていることと、子供の成長につれて、勉強したり、電気も使うことも多くなる。少しアップした。参考サイト(エネチェンジや大阪ガス)を紹介。(+2千円)
〇通信費はこれまで、夫婦で3大キャリアを使っていたが、「長女、次女にもスマホを持たせたい」とのことで、格安スマホを提案し、価格ドットコムなどで比較検討を参考にし、契約した。(結果-2千円)
〇車費は、ガソリンの値上がりと、今後は子供たちのイベントなどで出かけることも増えるため、夫婦分で少し確保した。参考サイト(gogo.gs)(+5千円)
〇食費は共働きで忙しく、まともに作っていられないとのことで、外食や出来合いのものに頼っていた。しかし、どうしても割高になってしまうので、子供たちの協力も得たり、先に作り置きしたり、工夫次第で自炊できることも提案した。上記に示したサイトを参考にもしてもらう。業務スーパーなどの活用も。(-1万円)
〇日用品費は、かなり多くの品物が値上がりしており、洗剤、ティッシュ、トイレットペーパー、油等々は特に。さらに、今後子供の成長につれて使用量も増えてくるので、業務用のものが割安物が多いことや、安く買えるサイトなども紹介(アマゾン、楽天などやふるさと納税の活用なども)(+2千円で余れば、貯金)
〇娯楽費は子供さんもまだまだ遊びたい年ごろ。お金をかけすぎないように無料で遊べるところなどもうまく活用することと、有料のテーマパークなら、料金プランなどもよく調べるようにアドバイス。(テーマパークの料金調べるなら、簡単生活やサブスクチョイスまたは(株)ITI)(+2千円)
〇医療費は現状維持 日頃からの健康維持、予防に注力。
〇こども費(学校、習い事など)はすこしかかりすぎでは。子供た相談し、嫌になってきているものはやめることに。(ー1.5万円)
〇子供の小遣いはその都度から、定額渡すことで、自分たちで管理するように変更。(+4千円)
〇夫の小遣いは、現状維持。余ったら、貯蓄へ。
〇妻の小遣いは、この先、急にいることがあったりすることを想定し、2千円アップの8千円に。
〇ほかに家計簿をつけてみましょう。その日1日のことを振り返る意味で見直すことはいいこと!
〇子供たちも大きくなってきているので、家事炊事などの協力をお願いしましょう。そのついでに、料理のことなども子供たちに伝えていくのです。
〇子供たちに朝学校に行く準備を自分でさせましょう!
〇今まで資産運用をしたことがないとのこと。貯金だけでは思うように増やせないので、お金に働いてもらいましょう!ネット証券のSBI証券か楽天証券をお勧めした。NISA口座を開設し、さっそく始めましょう。何に投資するかですが、最初はダメージが少ないものの方がいいので、ETFと呼ばれる上場投資信託で、海外ETFのVTという世界の株式に投資するファンドにしてもOK。それを毎月積み立てで運用しましょう。
〇その運用している間に、投資の勉強をしていきましょう。本屋さんに行って気になる本を見てみるのもいいし、ユーチューブ動画を見て参考にしたり、知識を深めてもいい。
まとめ
今回は、もともと貯蓄ができている家庭を事例としてあげました。共働きのため、収入に余裕はあるようですが、将来に向けて、余裕を持って取り組むこと。相談者が納得したうえで、次のことに進むこと。意向をよく聞くことに注力。今回は、参考サイトをできる限り載せました。似たような環境にある方は、ここにあげたことを試してみてください!
参考記事⇩