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[デビットカード]あなたはクレジットカード派?、デビットカード派?

目次

 [結論]

クレジットカードは、その利便性を享受するためにも、必ず自分で管理し、利用時はたとえお店の従業員であってもカード情報を安易に渡さず、自分自身で決済処理を完結させることが重要です。

もし店舗でカードを渡す場合でも、必ずその場で決済が正しく完了する様子をしっかりと確認し、疑わしい機械や手順での決済は即座に見直すべきです。

特に、あまり見かけない、または使い慣れていない決済端末で処理を行おうとしている場合、カードの中身が不正に読み取られる危険性が潜んでいます。これに対して、デビットカードは口座の残高内でしか利用できず、決済時に暗証番号やセキュリティコードの入力が求められるため、安心感が高いと言えます。

ただし、どちらの場合も「管理の徹底」が最も重要なポイントであることに変わりはありません。

① クレジットカードのメリット・デメリット

メリット

即時性と柔軟性

  現金を持ち歩かなくても、後払いとして利用できるため、急な出費や高額商品の購入にも対応可能です。  

ポイント還元や特典

  カードごとに異なるポイント還元率や利用特典、マイルの付与、さらにはポイントを他のサービスに交換できる仕組みが整っているため、上手く活用すれば実質的な節約にもつながります。  

保険サービスの付帯

  多くの場合、旅行保険やショッピング保険などがカードに付帯しており、万が一のトラブル時の補償が受けられるのも大きな利点です。

デメリット

リスク管理の必要性

  万が一カードを落としたり、盗難に遭った場合、不正利用の被害にあう可能性が非常に高いです。また、知らず知らずのうちに利用額が膨らむ「後払い方式」のため、自己管理が不十分だと家計に大きな影響を及ぼすこともあります。  

支払いの遅延と信用情報への影響 

  支払いが遅れると信用情報に傷がつき、さらには住宅ローンや他の大型ローンの審査に影響が出る恐れがあります。  

管理のための手間 

  カードの利用履歴や請求額の管理に細心の注意が必要となり、精神的な負担が増える場合もあります。

② クレジットカード詐欺のリスクと実態

一般社団法人クレジットカード協会が発表した2020年3月31日時点の集計結果によれば、クレジットカードの不正使用による被害額は合計25億円に達しました。  

カード偽造による被害:8億円  

番号不正使用による被害:223.6億円  

その他不正使用:19.4億円  

これほど大きな金額が不正に使用されている現状には、利用者自身の金融リテラシー不足や、疑わしい取引を即座に拒否できる意識の欠如が影響していると考えられます。

たとえば、店員が「こちらの機械で処理します」と奥の方で作業を始めようとしても、「これはおかしい」と声を上げ、決済の流れをしっかりと確認できる人は少ないのが実情です。

言い換えれば、クレジットカードはまるで全く筋トレ経験のない人が、いきなり高額なジムの入会金を支払って無理にトレーニングを始めるようなもので、最初は意気込むものの、続かず結果的に損をしてしまうリスクを孕んでいるのです。

しかし、しっかりと自ら管理し、利用状況をコントロールできれば、大きな買い物も安心して行える武器となります。

③ 注目されているのが「デビットカード」

近年、クレジットカードの不正使用リスクや管理の手間に対する懸念から、より安全性が高いとされるデビットカードが注目されています。  

利用可能範囲の限定

  デビットカードは、口座残高までしか使えない仕組みになっているため、高額な不正利用が発生しにくいという大きな安心感があります。  

決済の即時反映

  支払いは即座に口座から引き落とされるため、翌月の請求を気にする必要がなく、家計管理もしやすいです。  

暗証番号やセキュリティコードの必須入力

  ネットショッピングなどでも利用される際は、クレジットカード同様にセキュリティコードが要求されるなど、多段階の認証プロセスが組み込まれており、不正利用のリスクは低減されます。  

未成年でも利用可能  

  場合によっては、未成年でも発行可能な製品があり、初めての金融教育ツールとしても有効です。

例えるなら、デビットカードは、筋トレ初心者がまず自宅でシンプルなダンベルやバーベルを使い、自分のペースで筋力を鍛えていく段階に似ています。

いきなり高額なジムに加入しなくても、必要な費用だけでトレーニングができ、充分な効果を感じられるように、最初は「利用の都度払い」で賢くお金を管理できるのです。

そして、ある程度自己管理ができるようになれば、無理に高額な投資をせずとも、日常の支出を抑えられるというメリットがあります。

④ 気を付けるべき重要なポイント

分割払い不可のデメリット 

  デビットカードは口座の残高以内でしか利用できないため、クレジットカードのような分割払いの柔軟性はありません。その点、急な出費や大きな買い物の際には注意が必要です。  

情報管理の徹底

  カード番号、暗証番号、セキュリティコードなど、個人情報が不正に取得されないよう、入力時や管理の際に周囲に配慮し、他人に見られないよう気をつけましょう。  

定期的な確認と対策  

  ネットショッピングを含むオンライン決済時には、カード情報の入力環境や利用明細をこまめにチェックし、万一の不審な取引が発覚したらすぐに金融機関へ連絡するなど、日頃からの管理意識を高く保つことが大切です。

⑤ まとめ

クレジットカードは、その後払い方式や豊富な特典、ポイント還元などのメリットが魅力ですが、同時に不正利用や管理ミスによるトラブルのリスクも内包しています。

そのため、どんなにメリットがあっても、店員にカードを預けたり、疑わしい決済プロセスをそのまま流すことは決して避けるべきです。

一方、デビットカードは口座残高内で利用が制限されるため、万が一の被害を抑えることができ、利用時に暗証番号やセキュリティコードが求められる安心感があります。

どちらのカードにしても、カード管理は自己責任で徹底し、利用明細や取引内容の定期的なチェック、そして金融リテラシーを高めるための情報収集を怠らないことが鍵です。

さらに、各金融機関が発行するパンフレットや公式ウェブサイトで最新の情報や利用条件を確認し、自分のライフスタイルに最も適したカードを選ぶことが、トラブル回避と賢い家計管理につながります。

今後、キャッシュレス決済やデジタル金融サービスがさらに進化する中で、スマホアプリによるリアルタイムの支出分析や、セキュリティ対策の強化も進んでいくでしょう。

是非、この機会に自らのカード利用方法や管理体制を見直し、安心かつ快適な決済ライフを手に入れてください。

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この記事を書いた人

会社員 FP2級取得 共にHAPPY FAMILY目指そう!!

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