レジャーナノで仮想通貨やNFTを安全に保管しよう
仮想通貨やNFTは、インターネット上で取引されるデジタル資産です。しかし、その特性上、ハッキングや詐欺などのリスクにもさらされています。仮想通貨取引所やオンラインウォレットに資産を預けておくと、不正に流出する可能性があります。
そこで、仮想通貨やNFTを安全に保管する方法として、レジャーナノというハードウェアウォレットを使うことをおすすめします。レジャーナノは、仮想通貨やNFTの秘密鍵をオフラインで管理できるUSB型のデバイスです。インターネットから物理的に遮断されているため、ハッキングの危険性がほぼなくなります。
この記事では、レジャーナノの特徴や使い方、メリットやデメリットなどを紹介します。レジャーナノを使えば、仮想通貨やNFTの資産を自分でしっかり守ることができますよ。
①レジャーナノの特徴
レジャーナノはフランスのレジャー社が開発したウォレットだ。世界でもとても使われております。
レジャーナノには、以下のような特徴があります。
- 26種類以上の仮想通貨とNFTに対応している。
- PCやスマホとUSBケーブルで接続して使用する。
- PINコードやリカバリーフレーズなどでセキュリティを強化する。
- 送金時にはデバイス上のボタンで承認する必要がある。
- 紛失や盗難にあっても、別のデバイスから資産を復元できる。
②レジャーナノの使い方
レジャーナノの使い方は、以下のような手順で行います。
- レジャーナノを購入する
- レジャーナノをPCに接続して初期設定をする
- 管理アプリをインストールして仮想通貨やNFTを送受信する
レジャーナノを購入する
レジャーナノはレジャー社の公式サイトまたは国内の正規代理店から購入できる。
Amazonや楽天などのネットショップでは、改ざんされた偽物や中古品が出回っている可能性があるため、購入は避けましょう。
レジャーナノをPCに接続して初期設定をする
レジャーナノをPCに接続すると、
「Welcome」というメッセージが表示されます。
その後、「Press both buttons to begin」と表示されるので、デバイス上部にある左右のボタンを同時に押します。
次に、「Configure as new device?」と表示されるので、右ボタンを押して決定します。左ボタンはキャンセル、右ボタンは決定に対応しています。
その後、「Choose a PIN code」と表示されるので、両方のボタンを同時に押します。
そして、4〜8桁のPINコードを設定します。PINコードはデバイス起動時に要求される暗証番号です。忘れないようにメモしておきましょう。
PINコードを設定したら、「Confirm your PIN code」と表示されるので、同じPINコードを再入力します。正しく入力できたら、「Write down your recovery phrase」と表示されます。
これから表示される24個の英単語がリカバリーフレーズです。リカバリーフレーズはデバイスが壊れたり紛失したりした場合に資産を復元するためのパスワードです。
付属のリカバリーシートに順番通りに書き写しましょう。絶対に他人に見せたり紛失したりしないように注意してください。
リカバリーシートに書き写したら、「Confirm your recovery phrase」と表示されます。指示に従ってランダムな順番で表示される英単語を選択していきましょう。これで初期設定は完了です。「Your device is now ready」と表示されます。
管理アプリをインストールして仮想通貨やNFTを送受信する
初期設定が終わったら、「Gotostart.ledgerwallet.com」と表示されます。PCのブラウザからこのURLにアクセスしましょう。
そこから「Ledger Live」という管理アプリをダウンロードしてインストールします。「Ledger Live」はPC上で仮想通貨やNFTの残高や履歴などを確認したり送受信したりするためのアプリです。
「Ledger Live」を起動したら、「Initialize a new Ledger device」というオプションを選択します。
「Ledger Nano S」か「Ledger Nano X」か聞かれるので、「Ledger Nano S」を選択します。
「Did you choose your PIN code?」と聞かれるので、「Yes, I did」を選択します。
「Did you save your recovery phrase?」と聞かれるので、「Yes, I did」を選択します。
「Security checklist」という画面が出てくるので、「Check now」をクリックします。
「Connect and unlock your Ledger device」という画面が出てくるので、デバイスにPINコードを入力してロック解除します。
「Allow Ledger manager on your device」という画面が出てくるので、デバイス上部の右側のボタン(決定)を押します。
「Your device is genuine」という画面が出てくるので、「Continue」をクリックします。
「Password lock」という画面が出てくるので、「Skip this step」か「Set a password」か選択します。
「Analytics and bug reports」という画面が出てくるので、「Continue」か「Skip this step」か選択します。
「Your device is ready」という画面が出てくるので、「Open Ledger Live」か「Quit Ledger Live」か選択します。
これで「Ledger Live」が使えるようになりました。
③レジャーナノでNFTを管理する方法
レジャーナノで仮想通貨やNFTを保管するには、管理アプリの「Ledger Live」を使います。
しかし、「Ledger Live」ではNFTの画像や詳細な情報を見ることができません。そこで、NFTの管理に便利なサードパーティのアプリやサイトを紹介します。
NFT Manager
NFT Managerは、レジャーナノと連携してNFTの管理ができるアプリです。
イーサリアムやポリゴンなどのチェーンに対応しており、NFTの画像や詳細な情報を見ることができます。
また、OpenseaやRaribleなどのマーケットプレイスにもアクセスできます。
NFT Managerの使い方は以下の通りです。
- アプリをダウンロードしてインストールする
- ⇩
- アプリを起動して「Connect Ledger」をタップする
- ⇩
- レジャーナノをスマホに接続してロック解除する
- ⇩
- アプリ上でチェーンとアカウントを選択する
- NFTの一覧や詳細を見ることができる
NFT Gallery
NFT Galleryは、レジャーナノと連携してNFTの管理ができるサイトです。
イーサリアムやポリゴンなどのチェーンに対応しており、NFTの画像や詳細な情報を見ることができます。
また、OpenseaやRaribleなどのマーケットプレイスにもアクセスできます。
NFT Galleryの使い方は以下の通りです。
- サイトにアクセスする
- ⇩
- 「Connect Wallet」をクリックする
- ⇩
- 「Ledger」を選択する
- ⇩
- レジャーナノをPCに接続してロック解除する
- ⇩
- サイト上でチェーンとアカウントを選択する
- NFTの一覧や詳細を見ることができる
④レジャーナノのメリットとデメリット
レジャーナノは、仮想通貨やNFTの保管において最高レベルのセキュリティを提供します。
しかし、それだけではなく、他にもメリットやデメリットがあります。
ここでは、レジャーナノのメリットとデメリットについてまとめてみました。
メリット
- ・オフラインで秘密鍵を管理できるため、ハッキングや詐欺などの危険性がほぼない
- ・26種類以上の仮想通貨とNFTに対応しており、多様な資産を一括で保管できる
- ・PINコードやリカバリーフレーズなどでセキュリティを強化できる
- ・送金時にはデバイス上のボタンで承認する必要があるため、不正な送金を防げる
- ・紛失や盗難にあっても、別のデバイスから資産を復元できる
- ・管理アプリやサードパーティのアプリやサイトと連携して資産の確認や送受信ができる
デメリット
- ・物理的なデバイスであるため、故障や破損の可能性がある
- PINコードやリカバリーフレーズを忘れたり紛失したりすると資産にアクセスできなくなる
- ・送金時にはデバイスとPCやスマホとの接続が必要であり、手間がかかる
- ・管理アプリではNFTの画像や詳細な情報を見ることができない
- ・価格が高く、初心者には敷居が高いかもしれない
⑤まとめ
以下がポイントです。
- レジャーナノは仮想通貨やNFTの保管に最適なハードウェアウォレットであることを説明した
- レジャーナノの特徴や使い方、メリットやデメリットなどを紹介した
- レジャーナノでNFTを管理する方法として、NFT ManagerやNFT Galleryなどのサードパーティのアプリやサイトを紹介した。
ここでは、レジャーナノのメリットとデメリットについてまとめてみました。
メリット
オフラインで秘密鍵を管理できるため、ハッキングや詐欺などの危険性がほぼない
26種類以上の仮想通貨とNFTに対応しており、多様な資産を一括で保管できる
PINコードやリカバリーフレーズなどでセキュリティを強化できる
送金時にはデバイス上のボタンで承認する必要があるため、不正な送金を防げる
紛失や盗難にあっても、別のデバイスから資産を復元できる
管理アプリやサードパーティのアプリやサイトと連携して資産の確認や送受信ができる
デメリット
物理的なデバイスであるため、故障や破損の可能性がある
PINコードやリカバリーフレーズを忘れたり紛失したりすると資産にアクセスできなくなる
送金時にはデバイスとPCやスマホとの接続が必要であり、手間がかかる
管理アプリではNFTの画像や詳細な情報を見ることができない
価格が高く、初心者には敷居が高いかもしれない。興味があればぜひ試してみてください。